日記力 ― 2009/03/23 23:04
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4062722011.html
今日のアクセス数は100件を超えている。こんな大盛況なことはめったにないことなので試しにアクセス解析を見てみると、将棋NHK杯戦の検索からが多かった。渡辺明ブログにも解説の訂正があるように、森内が終盤の詰みを逃したことで関心を引いたのだろう。本ブログは個人的なメモ、あるいは主観的な読書日記のようなものでそんなに目立つことなくひっそりやっているのだが・・・阿久悠 日記力―『日記』を書く生活のすすめ 講談社+α新書 2003年 を読んだ。阿久悠氏が亡くなったのが2007年8月、テレビのニュース等でその偉業とともに葬儀の模様が報じられたのは記憶に新しい。昭和歌謡界で数々のヒットを飛ばした希代の作詞家、他に詩や小説も手掛けていた。そんなスーパーマンが語り下ろしで著したのが本書である。
紀伊国屋のウェブで日記と入力して検索すると、9800件もの書籍がヒットする。日記というのは、それだけ人気のあるテーマなのだろう。本書はいわゆるハウツーものとは一線を画している。氏は23年間も実に几帳面に日記を書き続けていた。なぜ日記をつけるようになったのか。一日の出来事のメモ、仕事中に思いついたアイディアなどをまとめること、のちに役立てるようにレイアウトも工夫している。実際の日記帳の中身も公開してくれているのでどんな感じで書いていたのかよくわかる。阿久悠氏は政治、経済、社会、スポーツニュースやら気候やら訃報記事を、視点の置き場所を変えながら定点観測をし、時代の大きなトレンドを捉えようとしていたように思える。それがその時代の人たちの大きな共感を呼んだ歌詞に結びついたといえる。
第三章の「情報の洪水を泳ぐコツ」では「情報そのものに価値があるわけではなく、情報をどう受け入れたかに価値がある」と述べている。一番共感できた部分で、インターネットで情報を引き出せる昨今であるが、そんな大量の情報は実はほとんど役に立たない。いかに解釈して整理するかに重きを置くべきである。そして継続することで新たな方法論を編み出すとともに自分を刺激する努力をする。これは氏の人生論そのものという。自分もこのささやかなブログにより、少しでも感性を磨くことができればと念じて止まない。
今日のアクセス数は100件を超えている。こんな大盛況なことはめったにないことなので試しにアクセス解析を見てみると、将棋NHK杯戦の検索からが多かった。渡辺明ブログにも解説の訂正があるように、森内が終盤の詰みを逃したことで関心を引いたのだろう。本ブログは個人的なメモ、あるいは主観的な読書日記のようなものでそんなに目立つことなくひっそりやっているのだが・・・阿久悠 日記力―『日記』を書く生活のすすめ 講談社+α新書 2003年 を読んだ。阿久悠氏が亡くなったのが2007年8月、テレビのニュース等でその偉業とともに葬儀の模様が報じられたのは記憶に新しい。昭和歌謡界で数々のヒットを飛ばした希代の作詞家、他に詩や小説も手掛けていた。そんなスーパーマンが語り下ろしで著したのが本書である。
紀伊国屋のウェブで日記と入力して検索すると、9800件もの書籍がヒットする。日記というのは、それだけ人気のあるテーマなのだろう。本書はいわゆるハウツーものとは一線を画している。氏は23年間も実に几帳面に日記を書き続けていた。なぜ日記をつけるようになったのか。一日の出来事のメモ、仕事中に思いついたアイディアなどをまとめること、のちに役立てるようにレイアウトも工夫している。実際の日記帳の中身も公開してくれているのでどんな感じで書いていたのかよくわかる。阿久悠氏は政治、経済、社会、スポーツニュースやら気候やら訃報記事を、視点の置き場所を変えながら定点観測をし、時代の大きなトレンドを捉えようとしていたように思える。それがその時代の人たちの大きな共感を呼んだ歌詞に結びついたといえる。
第三章の「情報の洪水を泳ぐコツ」では「情報そのものに価値があるわけではなく、情報をどう受け入れたかに価値がある」と述べている。一番共感できた部分で、インターネットで情報を引き出せる昨今であるが、そんな大量の情報は実はほとんど役に立たない。いかに解釈して整理するかに重きを置くべきである。そして継続することで新たな方法論を編み出すとともに自分を刺激する努力をする。これは氏の人生論そのものという。自分もこのささやかなブログにより、少しでも感性を磨くことができればと念じて止まない。
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