棋王戦第四局は佐藤が棒銀で快勝、最終局へ ― 2009/03/18 23:04

http://live.shogi.or.jp/kiou/
将棋界の年度は3月で終わる。この時期名人戦挑戦者をはじめ、各クラスの昇級者、降級者が順に決まっていく。B級1組は井上と高橋の40代がA級カムバックを果たしたのが特筆される。もちろんこれは立派な成績であるが、逆にいうと20代30代がだらしない。最近のタイトル戦での活躍を見れば、本来渡辺と久保で決まりのはず。A級陥落の深浦、鈴木もそうであるが、現在のA級との差はギリギリのところでの勝利に対する飽くなき執着心であると思う。もちろん彼らがA級と比して、技術面で大きな差があるはずがない。ありきたりではあるが、やはり精神面の充実が今後の課題といえるだろう。特に久保は今期勝ち星の割に大きな結果に結びついていないだけに棋王戦は何とかしたい。
本日第四局が行われた。先手番の久保の作戦は最近あまり見かけなくなった四間飛車で藤井システム模様の序盤、三間飛車の予想は見事外れてしまった。新早石田が相手の研究範囲と見て目先を変えたのだろうか。対して佐藤の作戦は後手番であるにも関わらず急戦、しかもクラシカルな棒銀。タイトル戦で佐藤の急戦策はあまり記憶にないが昨今の居飛穴全盛にあっては新鮮な感じを受ける。さすがの久保もこればかりは予想していなかったはずだ。もっとも捌きのアーティストとしては、こういった棒銀のような急戦は大歓迎のはずだ。居飛穴よりもありがたいと感じたに違いない。ところが棋譜を並べてみると、佐藤の積極策が奏功して後手番ながらうまく攻めが続いている。
この将棋のハイライトは39手目▲7五銀と手筋の飛車角両取りをかけた手にじっと△9四歩と突いたところ。久保は熟考の末に▲7七角と引いたがこれが良くなかった。これ以降は後手が優勢になってそのまま押し切った。中継ブログの解説よると、▲5九角が優ったというが△7五飛▲同歩△9九角成という順は一目やりづらい。ここは佐藤の剛直な指し回しを讃えるべきだろう。これで棋王戦も王将戦同様に最終局までもつれ込んだ。タイトル戦が接戦となるのは見ている分には面白い。
将棋界の年度は3月で終わる。この時期名人戦挑戦者をはじめ、各クラスの昇級者、降級者が順に決まっていく。B級1組は井上と高橋の40代がA級カムバックを果たしたのが特筆される。もちろんこれは立派な成績であるが、逆にいうと20代30代がだらしない。最近のタイトル戦での活躍を見れば、本来渡辺と久保で決まりのはず。A級陥落の深浦、鈴木もそうであるが、現在のA級との差はギリギリのところでの勝利に対する飽くなき執着心であると思う。もちろん彼らがA級と比して、技術面で大きな差があるはずがない。ありきたりではあるが、やはり精神面の充実が今後の課題といえるだろう。特に久保は今期勝ち星の割に大きな結果に結びついていないだけに棋王戦は何とかしたい。
本日第四局が行われた。先手番の久保の作戦は最近あまり見かけなくなった四間飛車で藤井システム模様の序盤、三間飛車の予想は見事外れてしまった。新早石田が相手の研究範囲と見て目先を変えたのだろうか。対して佐藤の作戦は後手番であるにも関わらず急戦、しかもクラシカルな棒銀。タイトル戦で佐藤の急戦策はあまり記憶にないが昨今の居飛穴全盛にあっては新鮮な感じを受ける。さすがの久保もこればかりは予想していなかったはずだ。もっとも捌きのアーティストとしては、こういった棒銀のような急戦は大歓迎のはずだ。居飛穴よりもありがたいと感じたに違いない。ところが棋譜を並べてみると、佐藤の積極策が奏功して後手番ながらうまく攻めが続いている。
この将棋のハイライトは39手目▲7五銀と手筋の飛車角両取りをかけた手にじっと△9四歩と突いたところ。久保は熟考の末に▲7七角と引いたがこれが良くなかった。これ以降は後手が優勢になってそのまま押し切った。中継ブログの解説よると、▲5九角が優ったというが△7五飛▲同歩△9九角成という順は一目やりづらい。ここは佐藤の剛直な指し回しを讃えるべきだろう。これで棋王戦も王将戦同様に最終局までもつれ込んだ。タイトル戦が接戦となるのは見ている分には面白い。
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