第33回三浦三崎マグロ争奪将棋大会に出た2009/12/06 23:49

http://joshi-shogi.com/event/etc/33rd_miuramaguro.html
今年も恒例のマグロ将棋大会の季節がやってきた。例年通り将棋同好会の仲間6名と前泊で現地入り、雨の中三浦海岸駅から5分ほど歩いて夕方5時過ぎに宿に入った。ゆっくり風呂に浸かり、おいしい夕食を食べた後は久しぶりの将棋合宿。蒲田のメンバーと合流して定番のトーナメントに参加したがあえなく初戦で敗退。その後は部屋に戻って夜中の2時過ぎまで将棋を指した。このときは平手4局、駒落ち3局全部勝ったので明日の本番での手応えを少しは感じていたのだが・・・そして本日、民宿を9時半に出発し会場に向かう。その途中でマグロのお店のオッチャンにエールを送られた。将棋に負けてマグロを獲得できないときはうちに寄って買っていってね、というメッセージに受け取れた。

今年もLPSAが審判として参加していた。審判といっても実質手合い係と成績の管理など通常は事務方のやる仕事を肩代わりしていたように見える。朝の挨拶のときも連盟とのトラブルに関する言及はなかった。B級に参加したがルールは3連勝で決勝トーナメント進出。3勝賞でマグロあり。1局目は新戦法の左穴熊バージョンに対して相手も振り飛車穴熊に囲う。中盤でリードができて完勝に近い内容で幸先のいいスタート。2局目は最近では珍しい5筋を突き合う新戦法の基本形から石田流に構える。相手は居飛穴。中盤▲5三歩成から▲6二角という会心の手順でリードするも秒読みの終盤で失速して負け。あっという間にトーナメントの夢が潰えた。3局目は新戦法に対して居飛穴。5筋位取りから銀冠に組むが相手の攻めを余しながら駒得し最後は一気呵成に即詰みに打ちとった。

ここまで2勝1敗。次を勝てば3勝賞のマグロをゲットというところで昨日の蒲田の人と当った。最近の傾向はゴキゲン中飛車対して急戦を回避して居飛穴に組む作戦がはやっている。もともと新戦法に対して穴熊はバランスが悪いのであまり苦にしていなかったが、右銀を引き付ける固めた方が開発されると序盤で作戦勝ちしても勝ち切るまでが大変である。図は先手が▲5九角と引いたところ。ここで狙いの△1五歩▲同歩△同香を決行。▲1六歩 △同 香 ▲同 香 △1五歩 ▲3五歩 △1六歩 ▲2四歩 △同 角 ▲6八角 △3五角 ▲2八飛 △2四香 ▲5八飛 △2九香成 ▲5六歩 △6八角成 ▲同金引 △4六歩 ▲同 歩 △5六歩 ▲同 飛 △5五歩 ▲5九飛 △2八成香 ▲5三歩 以下惜敗。新戦法側の対居飛穴対策を練っておく必要があると痛感した一局となった。

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