第22期竜王戦第二局は渡辺が勝って連勝スタート2009/10/29 23:48

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竜王戦は渡辺が細い攻めをつないで森内の鋼の受けを打ち破った。六連覇に向けて2連勝は好発進であるが七番勝負まだ先が長い。今日も竜王戦のネット中継があるのでモバイルPCを鞄に忍ばせた。帰りの電車を待ちながら観戦していたときはすでに最終盤でほどなく終局。棋譜をダウンロードして指し手を追っているうちにうとうとし、気がつくと最寄りの駅に着いていた。帰宅後改めてネットに接続し、PCで棋譜を並べてみる。封じ手は大方の予想通り▲1二歩の垂らし。こうしておいてから角を切って飛車を走れば部分的に端は受からない。これに対し森内は勝負どころと見て1時間6分の長考を払い、最強の応手△3四銀でやって来いやの姿勢。

ここは大きな勝負どころで、単に角を切るかと思われたが渡辺は▲1一歩成と一旦玉を下段に落とす。結果的にはこの判断は正しく、以降先手の攻め、後手の受けがはっきりした。とはいっても難しい形勢で一手指すごとに検討陣の判断も変わる。それだけ内容の濃い一局だったといえる。81手目▲1二飛成と成り込んだところでアマチュア同士なら先手必勝であろう。自玉は矢倉囲いの堅陣で、竜ができて攻めは判りやすい。しかし後手を持って受けているは森内である。攻め方を少しでも間違えると切らされてしまうに違いない。82手目△3七歩成とと金ができたところではどう攻めていいか一目では見えない。ここで▲7五歩△8四飛▲7四香が渡辺の実力を示した手順。これに△4六角と角を切ったのがどうだったか。

森内は角を引き換えに手にした銀を自陣に埋めて頑強の粘りを見せる。が、角を手駒にした先手の攻めは的確で、以降後手に形勢が傾くことがなかった。ひょっとすると△4六角が敗着かもしれない。90手目△3三角と受けに手放した手に対して、▲1八竜がなんとも落ち着き払っている。森内の感想ではここでは相当悪いと感じていたらしい。ところが渡辺の感想では94手目△7四歩と香車を取る所で△2六歩と指せば入玉が防げないという。あとは渡辺の手堅い寄せを見るばかりとなった。次局は森内の先手番。剣が峰に立たされた。