第22期竜王戦第一局は渡辺の先勝 ― 2009/10/15 23:50
http://live.shogi.or.jp/ryuou/
第一局から期待に違わぬ大熱戦であった。手元にモバイルPCをたずさえていたので、帰宅途中の電車のなか終盤の戦況をリアルタイムで観戦していた。最後の1分将棋までどちらが勝つか分からないほどの好局である。この一局を振り返ると、渡辺のいいところが存分に出ていたように思う。76手目の△5五銀は解説陣の検討にもまったく出ていなかった粘り強い一手。普通に△3五銀と歩を取ると、歩成から角を成られて1筋の飛車が働く展開になりそう。もちろんそれでも難しいのだが、渡辺は受け一方になるのを嫌ってか、銀を取らせる代わりに4四の歩を払って銀で上部を厚くする。94手目△7五歩と銀取りに突き出したところでは後手優勢に思えたが・・・
封じ手は予想された▲3六歩。これに対してじっくりと△3三銀と引いて自陣を引き締める。先手も6六に出た銀を7七に引く。後手は56手目△8五飛から細かい動きで1歩得、その間先手は攻めの形を作るが後手も堂々と受けにまわる。この辺りに渡辺の自信と余裕が感じられる。上図は終盤のハイライト。この局面を見ると、先手玉に詰みがなく後手玉は▲4二飛△3五玉▲3二飛成以下の詰めろ。先手玉の7八金が詰みに一役買っている。そこで△7六桂と王手を決めてから△9五歩で後手の勝勢のようだ。これなら簡明であったが、渡辺は最後の1分まで考えて△4三銀と一旦受けにまわる。ここで先手に何かあってもおかしくないが、森内も1分将棋に突入、勝ち筋を読み切れない。
結局渡辺は先手の攻めをギリギリ凌ぎ切って、最後は先手玉を即詰みに討ち取った。双方1分将棋のどこかで後手の勝ちになったと思われるが、具体的にどうだったのかよくわからない。ともかく渡辺は迫力のある終盤力で森内を振り切った。先はまだまだ長い。第二局は森内の後手番でどういう作戦を用意してくるのだろうか。普通に考えると、このあたりで相矢倉だが、挑決で見せた四間飛車もあるか。戦型も注目される。
第一局から期待に違わぬ大熱戦であった。手元にモバイルPCをたずさえていたので、帰宅途中の電車のなか終盤の戦況をリアルタイムで観戦していた。最後の1分将棋までどちらが勝つか分からないほどの好局である。この一局を振り返ると、渡辺のいいところが存分に出ていたように思う。76手目の△5五銀は解説陣の検討にもまったく出ていなかった粘り強い一手。普通に△3五銀と歩を取ると、歩成から角を成られて1筋の飛車が働く展開になりそう。もちろんそれでも難しいのだが、渡辺は受け一方になるのを嫌ってか、銀を取らせる代わりに4四の歩を払って銀で上部を厚くする。94手目△7五歩と銀取りに突き出したところでは後手優勢に思えたが・・・
封じ手は予想された▲3六歩。これに対してじっくりと△3三銀と引いて自陣を引き締める。先手も6六に出た銀を7七に引く。後手は56手目△8五飛から細かい動きで1歩得、その間先手は攻めの形を作るが後手も堂々と受けにまわる。この辺りに渡辺の自信と余裕が感じられる。上図は終盤のハイライト。この局面を見ると、先手玉に詰みがなく後手玉は▲4二飛△3五玉▲3二飛成以下の詰めろ。先手玉の7八金が詰みに一役買っている。そこで△7六桂と王手を決めてから△9五歩で後手の勝勢のようだ。これなら簡明であったが、渡辺は最後の1分まで考えて△4三銀と一旦受けにまわる。ここで先手に何かあってもおかしくないが、森内も1分将棋に突入、勝ち筋を読み切れない。
結局渡辺は先手の攻めをギリギリ凌ぎ切って、最後は先手玉を即詰みに討ち取った。双方1分将棋のどこかで後手の勝ちになったと思われるが、具体的にどうだったのかよくわからない。ともかく渡辺は迫力のある終盤力で森内を振り切った。先はまだまだ長い。第二局は森内の後手番でどういう作戦を用意してくるのだろうか。普通に考えると、このあたりで相矢倉だが、挑決で見せた四間飛車もあるか。戦型も注目される。
最近のコメント