2009年の将棋社会人リーグが終了した2009/10/25 23:24

先ほど打ち上げが終わり帰宅したところ。本日は将棋社会人リーグの最終日である。たまたま会場設営の当番チームに当たっていたので朝はいつもより1時間ほど早く出かけた。設営もそうだが撤収のほうも大変な仕事である。こういう大きな大会は運営している裏方さんの尽力によるところが大きい。普段大会に出ない将棋ファンにも将棋を指す機会を与えてくれる、有り難いことである。それなのに将棋が強い人の中にはそれを当然のこととして自己中心的な振る舞いをする人が一部にいる。将棋を指す以前に人としてのマナーを心得てほしいものだ。世間知らずの将棋バカでは周りが迷惑してしまう。ここまでチームは燦々たる成績で4部リーグへの陥落が決まっている。順位を聞くと、リーグでのブービーという。まあ、済んでしまったことはしょうがない。

個人成績もここまで12戦で5勝7敗と負け越している。本日3連勝すればかろうじて勝ち越しなのだが、そうは問屋は卸さない。1局目は、序盤中飛車に振ると相手も中飛車に振って相中飛車となった。こういう場合には左穴熊に囲うのが新戦法のシステムである。がっちり穴熊に囲えたが中央から抑え込まれ劣勢に陥る。終盤飛車を奪われ王手角取りを食らって撃沈。実戦不足から勝負どころで指し手が読めないのは困ったものだ。2局目は中飛車から5筋の位を取ったが、軽率な一手で5筋の位を奪還されてしまう。上図は△7三桂と跳ねたところ。桂跳ねを警戒して安易に▲6六歩、ここで△5四歩▲同歩△同銀で5筋の位が守れない。長考しても悲観しすぎていい手が思い浮かばない。以下、▲7五歩△8五飛▲7四歩△同飛で傷口を広げてノーチャンス。上図では▲4五歩と銀を追ってから▲6六歩のほうが良かったようだ。

最終局はもう少し内容のいい将棋を指したいと念じて盤の前に座った。▲5六歩からの中飛車に対して相手は居飛穴模様。早めに5筋の歩を交換して銀を繰り出し▲4五歩~▲5五歩の仕掛けを狙う。すると相手のポカできれいな王手飛車取りが掛り、あっという間に序盤で必勝形。しかし調子が悪いこともあり油断はできない。さすがにこれを負けるのはきっついなぁと思いながら慎重に読みを入れる。物量にものをいわせて最短距離で寄せ切った。これで今年の社会人リーグは終了。チームは2勝13敗の大敗。個人成績は6勝9敗。ちょっと負け過ぎの感があるが、こればかりは実力なのでやむを得ない。来期は4部で出直しとなる。