2012マヤの大予言 ― 2009/12/08 23:48
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4845408333.html
昨日は久しぶりにアクセス解析が100を越えた。普段はほとんど気にしていないが、その理由が知りたくなり検索ワードの分析結果を見に行った。どうもマグロ名人戦の結果速報を期待してのアクセスだったようである。申し訳ないことに単に自分自身が参加した感想に過ぎないので、期待外れだったろう。次いで多いキーワードは「2012 ノストラダムス」である。映画『2012』もヒットしているし、ノストラダムスが2012年のことを何か予言しているのではと、気にかけている人もいるようだ。久しぶりに書店を覗いてみると、2012年マヤの予言に関する本が所狭しと並んでいる。オカルト本業界も1999年以来の滅亡ブームで盛り上がろうとしている。ただしそれらが飛ぶように売れているかどうかは定かではない。
そのなかに 平川陽一 2012マヤの大予言―失われた古代文明が遺した人類滅亡の真相 KKロングセラーズ 2009年12月 を見つけた。平川氏といえばノストラダムス関連本も何冊か手掛けているが、仏文科卒にも関わらず予言詩を故意に(?)意訳以上の改竄を施し、信奉者的な解釈を行っている。上の本ではしょっぱなから、マヤに伝えられる予言は宇宙人が後世の人類に対して残したのだとか、いきなりいかがわしさエンジン全開となっている。しかしこれを読み始めてアレッと思った。平川氏は以前にもマヤの予言に関する本で同じようなことを書いている。本棚から引っぱり出して両者を比べると、何とまあ10年以上前の1998年に出版した本の焼き直しに過ぎない。「はじめに」で現在に辻褄を合わせるためちょこっと手直ししているが、目次を比較すると完全に一致している。
さすがにノストラダムスの予言に関する章は過去の出来事になってしまったので結構文章をいじっている。同書163頁では章の見出しを「恐怖の大王」と小惑星に直しているが、目次は旧著のまま「恐怖の大王」とトータチス、となっている。10年以上前の本をちょこっと修正して、ブームに便乗しようと急拵えで出版したせいか校正の甘さも露見している。もう2年もたてばブックオフの100円均一に並ぶのは今から目に浮かぶようだ。
昨日は久しぶりにアクセス解析が100を越えた。普段はほとんど気にしていないが、その理由が知りたくなり検索ワードの分析結果を見に行った。どうもマグロ名人戦の結果速報を期待してのアクセスだったようである。申し訳ないことに単に自分自身が参加した感想に過ぎないので、期待外れだったろう。次いで多いキーワードは「2012 ノストラダムス」である。映画『2012』もヒットしているし、ノストラダムスが2012年のことを何か予言しているのではと、気にかけている人もいるようだ。久しぶりに書店を覗いてみると、2012年マヤの予言に関する本が所狭しと並んでいる。オカルト本業界も1999年以来の滅亡ブームで盛り上がろうとしている。ただしそれらが飛ぶように売れているかどうかは定かではない。
そのなかに 平川陽一 2012マヤの大予言―失われた古代文明が遺した人類滅亡の真相 KKロングセラーズ 2009年12月 を見つけた。平川氏といえばノストラダムス関連本も何冊か手掛けているが、仏文科卒にも関わらず予言詩を故意に(?)意訳以上の改竄を施し、信奉者的な解釈を行っている。上の本ではしょっぱなから、マヤに伝えられる予言は宇宙人が後世の人類に対して残したのだとか、いきなりいかがわしさエンジン全開となっている。しかしこれを読み始めてアレッと思った。平川氏は以前にもマヤの予言に関する本で同じようなことを書いている。本棚から引っぱり出して両者を比べると、何とまあ10年以上前の1998年に出版した本の焼き直しに過ぎない。「はじめに」で現在に辻褄を合わせるためちょこっと手直ししているが、目次を比較すると完全に一致している。
さすがにノストラダムスの予言に関する章は過去の出来事になってしまったので結構文章をいじっている。同書163頁では章の見出しを「恐怖の大王」と小惑星に直しているが、目次は旧著のまま「恐怖の大王」とトータチス、となっている。10年以上前の本をちょこっと修正して、ブームに便乗しようと急拵えで出版したせいか校正の甘さも露見している。もう2年もたてばブックオフの100円均一に並ぶのは今から目に浮かぶようだ。
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