第50期王位戦が開幕した2009/07/13 23:41

http://www.chunichi.co.jp/igo-shogi/50oui/
王位戦も早いもので今期で50期目の開催となる。王位戦といえば夏の陣というイメージが強い。さらにリーグの形式から若手棋士の登竜門となっていた。実に半世紀にわたって様々な名勝負が繰り広げられたのである。今期はその節目のタイトル戦ということで歴代の王位が集まって祝賀会も開かれた。今期の王位戦はこれまで羽生が16期連続で登場していた記録が途絶えてフレッシュな顔合わせとなった。これまで羽生との死闘を粘り強く乗り越えて2連覇を果たした深浦に対して最近のタイトル戦の常連となりつつある木村の挑戦である。木村は同時進行で棋聖戦も戦っておりここらで初タイトルを取っておきたいところだろう。お互いに腰の重たい将棋なので終盤は泥仕合になるかもしれない。

第一日目の棋譜を並べると、深浦が先手番で中飛車の作戦を選択した。最近の深浦はたまに力戦振り飛車を指すこともあるが後手番の作戦と思っていた。今回中飛車を先発として持ってきたのは何故だろうか。王位戦は2日制なので研究勝負にしたくなかったのかもしれない。普通に指せば木村の一手損角換わりになりそうでこれは勝率が高い。中飛車にすると木村は二枚銀からの押え込みに来るのは予想の範疇である。途中は明らかに深浦に誤算があったらしくいきなり千日手ぶくみとなった。深浦の指し手は千日手やむなしを示していたが木村は一旦は打開した。封じ手局面は先手が▲6八角と引いたところ。

今度は△4五金の飛車取りに対して▲2六飛と寄ることができる。5筋の歩はいつでも取れるので、まずは△4二金直と玉頭を厚くしておきたい気がする。それには先手も▲3八玉と整備する感じだろうか。或いは△2二玉として飛車筋のラインを予めかわしておくというのもアリかもしれない。両者の棋風を考えると、明日は中盤までは一旦局面が落ち着くだろう。お互いの構想力が問われる形でもあり、明日の展開がどうなるか楽しみである。

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