心に残る辞世のことば ― 2008/05/16 01:03
テレビをつけたら木曜洋画劇場で「ファイナル・デスティネーション」をやっていた。予知夢によって飛行機爆発事故を免れた高校生と同級生たちが、迫りくる死の運命から逃れようとするホラー・サスペンス映画。死の法則によって飛行機を降りた七人に迫る不自然で半ば強引な死に様は思わず目を背けたくなった。ラストシーンのどんでん返しはよくあるパターンで予想通りだが、ウィキペディアによると不評だったシーンを手直ししたものらしい。なかなか面白く見れたが、画面がニュースに切り替わると、中国の四川大地震の救助の様子が生々しく流れている。生存の可能性の高い72時間のリミットが迫っているが救出作業も難航。まだ安否も確認できていない人も多く、死の恐怖が伝わってくる。
人間は誰しもいつかは死を迎えるものである。仮に明日死す運命にあるとしても、人間は死の直前まで自分がこの世からいなくなるとは思わないものらしい。四川大地震のように昨日までは平凡に暮らしていた生活がある日を境に一変するとは想像もつかない。皆が人生をまっとうして安らかな死を迎えたいと思っていたはずだ。朝日新聞社知恵蔵編 ことばの知恵袋 とっさの教養便利帳 朝日新聞社 2005年 はいろいろな雑学知識が載っている。その中で「心に残る辞世のことば」に有名人の死の直前の言葉を取り上げている。10頁を見ると、「明日 私はもうここにはいないだろう」がエントリーされている。ノストラダムスが自分の死を予言したとも聞こえる言葉との解説がある。
ノストラダムス雑記帳の「シャヴィニーによる伝記」を見ると、原文はVous ne me verrez pas en vie au Soleil leuant.で「夜明けに、君は生きている私を見ることはないだろう」と読める。上の文章とちょっとニュアンスが違うが、シャヴィニーの証言を信じるならば、確かに予言者が自分の死を予言していたといえよう。今となってはその信ぴょう性を確かめるすべはない。
人間は誰しもいつかは死を迎えるものである。仮に明日死す運命にあるとしても、人間は死の直前まで自分がこの世からいなくなるとは思わないものらしい。四川大地震のように昨日までは平凡に暮らしていた生活がある日を境に一変するとは想像もつかない。皆が人生をまっとうして安らかな死を迎えたいと思っていたはずだ。朝日新聞社知恵蔵編 ことばの知恵袋 とっさの教養便利帳 朝日新聞社 2005年 はいろいろな雑学知識が載っている。その中で「心に残る辞世のことば」に有名人の死の直前の言葉を取り上げている。10頁を見ると、「明日 私はもうここにはいないだろう」がエントリーされている。ノストラダムスが自分の死を予言したとも聞こえる言葉との解説がある。
ノストラダムス雑記帳の「シャヴィニーによる伝記」を見ると、原文はVous ne me verrez pas en vie au Soleil leuant.で「夜明けに、君は生きている私を見ることはないだろう」と読める。上の文章とちょっとニュアンスが違うが、シャヴィニーの証言を信じるならば、確かに予言者が自分の死を予言していたといえよう。今となってはその信ぴょう性を確かめるすべはない。
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