アジャンの歴史で有名ないくつかの出来事 ― 2008/11/24 23:18

Jean Caubertの著した"Quelques faits peu connus de l'histoire de l'Agenais"(アジャンの人々の歴史で少しは有名ないくつかの出来事)という本を入手した。困ったことにどこにも出版した年代が書いていない。自費出版したからなのだろうか。インターネットで調べてもはっきりしたことはわからず、おそらく1985年頃と思われる。アジャンという町は訪れたことはないが、ノストラダムスがスカリジェと親交を結んで一時期滞在していたのは確実視されている。この時ノストラダムスは最初の結婚をしている。『クオークスペシャルノストラダムスの謎』にはアジャンのノストラダムスの住居跡が示されているが、そのソースは不明である。
コベールの本では題名の通りアジャンにまつわるエピソードを10話収録している。そのトップバッターに「ノストラダムス、アジャンにて」という3頁の小論が来る。ノストラダムスの肖像の写真も挿入されている。コベールの著作リストを見ると小説や歴史書など多数でアジャンに関するものも見える。本書では簡単にノストラダムスの経歴をたどり、アジャンでの事実関係を記すに留まるのみで、特にノストラダムスに関する新事実が盛り込まれているわけではない。医師としてボルドー、ラ・ロッシェで疫病の治療をした後にアジャンに戻ってみると、妻と子供たちは亡くなっていた。スカリジェとの関係にも溝ができる。結局、傷心のノストラダムスはアジャンを捨てて放浪に出ることになる・・・
と、話はノストラダムスがアジャンを離れたところで終わる。実はコベールは同じシリーズでこの小論の続編ともいえる増補版を書いている。それについてはまた次回に。
コベールの本では題名の通りアジャンにまつわるエピソードを10話収録している。そのトップバッターに「ノストラダムス、アジャンにて」という3頁の小論が来る。ノストラダムスの肖像の写真も挿入されている。コベールの著作リストを見ると小説や歴史書など多数でアジャンに関するものも見える。本書では簡単にノストラダムスの経歴をたどり、アジャンでの事実関係を記すに留まるのみで、特にノストラダムスに関する新事実が盛り込まれているわけではない。医師としてボルドー、ラ・ロッシェで疫病の治療をした後にアジャンに戻ってみると、妻と子供たちは亡くなっていた。スカリジェとの関係にも溝ができる。結局、傷心のノストラダムスはアジャンを捨てて放浪に出ることになる・・・
と、話はノストラダムスがアジャンを離れたところで終わる。実はコベールは同じシリーズでこの小論の続編ともいえる増補版を書いている。それについてはまた次回に。
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