王位戦第六局は羽生が快勝で最終局へ2007/09/11 22:17

http://www.tokyo-np.co.jp/igo-shogi/48oui/
羽生が底力を発揮して王位戦は最終局までもつれ込むことになった。それにしても本局の羽生は強かった。腰の重いはずの深浦が94手という比較的短い手数でなすすべも無く敗れた。封じ手はまったく予想もしていなかった▲3七桂成。以下桂得で桂を逃げながら飛車交換したところでは先手十分かと思えた。しかし直後の手番が後手であるのと4七の金が浮いているので互角の形勢であろう。ところが66手目△6九角に対して▲3一飛はどうだったんだろうか。金をポロっと1枚取られたのは痛く形勢が傾いたように思う。

74手目の△2九飛成は2時間近い103分の長考で指された。羽生はこのときに勝ちを読み切ったのではないか。▲5六角と飛車取りに引いた手に対して△7九金が決め手。深浦も43分考えて必死に勝負手を探るが結局思わしい手がなく形作りをするしかなかった。果たして封じ手の△3七桂成で手になっていたのか。深浦の感想には桂馬を歩で殺した手がどうだったかとあるが誰が指しても当然の一手だろう。それが問題だというのならそれを咎めた羽生の底知れない強さに驚愕する。さすがに百戦錬磨の羽生はそう簡単にタイトルを明け渡してはくれない。

次が最終局。深浦は先手がほしいところ。羽生が先手なら矢倉が予想される。その場合は開き直って深浦の裏芸である振り飛車で勝負をかけるかもしれない。