将棋竜王戦の片上-谷川戦をネット観戦した。2007/07/14 12:12

http://live.shogi.or.jp/ryuoh/
久しぶりに谷川らしい勢いのある将棋を見た気がする。昨日竜王戦の決勝トーナメント、片上-谷川戦が行われ、谷川が勝ち上がった。片上の竜王戦ドリームは残念ながらここで終わった。竜王戦は全棋士プラス女流、アマチュアが参加できる大型棋戦で、名人戦とは異なりアマチュアでも勝ち続ければ将棋界最高峰のタイトル戦に出ることが可能だ。低段時代の羽生や渡辺などこの独自のシステムのおかげで将棋界のトップまで昇った。片上もここで勝ち抜いていければ一躍トップ棋士の仲間入りすることができる。そういった意味でドリーム棋戦といわれる。その大事な一戦、戦型は後手谷川の注文で一手損角換わり。片上は最近見直されてきた早繰り銀で先攻を狙う。序盤そうそう双方居玉のまま乱戦模様になり後手が馬を作る展開となった。

25手目の▲5六歩は研究手なのだろうがあまりいい手とは思えない。そして29手目▲1五歩に対する△3六歩(上図)が強手。アマチュアなら取りあえず取ってから考えるものだ。その後も銀当たりのまま歩を成ってと金を作るなど際どい効かしで魅せてくれる。54手目に△3七歩と垂らしたところでは後手優勢になったようでその後も谷川らしい強気な手を織り交ぜながら最短で寄せ切った。最近はネット中継がさかんに行われているが谷川の将棋はなかなか目にする機会がない。(有料サイトの順位戦は除く)新鋭との初手合いは概して下位の棋士が勝つことが多いが、谷川は永世名人資格者の貫禄を見せたといえる。

次の対戦相手は中原永世十段。谷川-渡辺のタイトル戦も一度は見てみたいと思う。同世代の谷川の活躍を期待したい。