ガリカで検索できるノストラダムス文献2009/08/12 23:47

http://gallica.bnf.fr/
久しぶりにフランス国立図書館のデジタル図書館(Gallica)のサイトを訪れてみた。しばらく見ないうちにすっかりレイアウトも更新されて、さらに利用しやすくなっているのには驚いた。試しに簡易検索でnostradamusと入力するとあっという間に1029ものデータがリスト化される。リストの一番左側には表紙の画像も載せているので文献の識別には非常に便利である。文献のタイトルをクリックするとデジタル画像を閲覧することができる。書誌情報(Notice complète)もポップアップのような形で参照できるのが有り難い。以前は別のページにリンクしていたのでまた戻るのがちょっと手間であった。さらにデータを一括でダウンロードできる機能が追加されている。ファイルの形式もpdfとjpegを選べるというからまさに至れり尽くせりである。

以前は各ページ毎pdfでダウンロードしていたので非常に手間と時間がかかっていた。1000件以上もの文献をいちいち全部見るのは不可能である。これも以前は検索条件で絞り込んでいたはずだ。しかし現在のメニューを見ると左端の枠に自動的に分類してくれる。文書の形式、著者、日付、言語、テーマとかなり細分化されているので必要そうな文献に簡単に辿り着くことができる。検索結果のなかでキーワードをマーキングして引用文を載せている。これによって必要そうな文献の当りをつけることもできる。Bnf以外の図書館のデータにも直リンクされている。(1557版予言集など)唯一不満な点は画面上で文字が小さくて見づらい文献に対して拡大機能がないことである。主要な文献はこれまでにも手間暇かけて入手してきたが、今回は改めて次の文献をダウンロードさせてもらった。

1926年ミシェル・ゼヴェコ、1880年ペイレスクの往復書簡、1614年プロヴァンス年代記、1839年過去、現在、未来・・・、1873年ノストラダムスによるとその時シャンボールが復帰する、1792年王党派の暦書など・・・。他にもテキスト出力など文献探索のアシスト機能が充実している。従来敷居の高かったオリジナルに当たるという点では一般の人でも簡単にアクセスできるのが嬉しい。さらに拡張していってほしいものだ。

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