朝日オープン第三局は先手の羽生が勝って2勝目 ― 2007/04/30 19:33
http://www.asahi.com/shougi/
ゴールデンウィークも前半が終了した。明日、明後日と平日でその後は後半といえる。前半は特に遠出をせず、おとなしく家の片づけをしながら朝日オープン選手権第三局をチェックした。結果は既報の通り羽生の勝ち。阿久津の後手番の秘策はというと序盤より一手損角換わり、そして飛車を△2二に振った。佐藤がよく見せる力戦振り飛車である。ずっと互角の戦いが続いていたが終盤阿久津が時間に追われて指した78手目の△6八歩が痛恨の悪手だったようで89手目▲7八銀と打ってからは先手玉に詰めろがかからず先手の勝ちが決まった。
記事によれば80手目の△2四歩で△6四金とすればどうだったかとある。確かに角を手にすれば先手玉は詰むのでこれが最後の勝負手だったかもしれない。仮に▲4三馬なら後手も△8三玉とフトコロを広げておけばまだまだ勝負形だろう。阿久津はこれでカド番に追い込まれた。次の先手番が大一番となる。先手番をブレイクすれば最終局は再度振り駒となるから阿久津にも十分勝機は出てくる。とはいえ、この将棋を見る限りでは短い持ち時間の将棋での羽生のフトコロの深さ、マジックと呼ばれる勝負術はまだまだ健在である。
渡辺竜王に続く若手の台頭は将棋界の活性化に当然必要なこと。阿久津は前期は順位戦をコケてしまったのでここをモノにしないと勝率第一位でも何も残るものがない。なんとか羽生の牙城の一角を崩してほしいものだ。
ゴールデンウィークも前半が終了した。明日、明後日と平日でその後は後半といえる。前半は特に遠出をせず、おとなしく家の片づけをしながら朝日オープン選手権第三局をチェックした。結果は既報の通り羽生の勝ち。阿久津の後手番の秘策はというと序盤より一手損角換わり、そして飛車を△2二に振った。佐藤がよく見せる力戦振り飛車である。ずっと互角の戦いが続いていたが終盤阿久津が時間に追われて指した78手目の△6八歩が痛恨の悪手だったようで89手目▲7八銀と打ってからは先手玉に詰めろがかからず先手の勝ちが決まった。
記事によれば80手目の△2四歩で△6四金とすればどうだったかとある。確かに角を手にすれば先手玉は詰むのでこれが最後の勝負手だったかもしれない。仮に▲4三馬なら後手も△8三玉とフトコロを広げておけばまだまだ勝負形だろう。阿久津はこれでカド番に追い込まれた。次の先手番が大一番となる。先手番をブレイクすれば最終局は再度振り駒となるから阿久津にも十分勝機は出てくる。とはいえ、この将棋を見る限りでは短い持ち時間の将棋での羽生のフトコロの深さ、マジックと呼ばれる勝負術はまだまだ健在である。
渡辺竜王に続く若手の台頭は将棋界の活性化に当然必要なこと。阿久津は前期は順位戦をコケてしまったのでここをモノにしないと勝率第一位でも何も残るものがない。なんとか羽生の牙城の一角を崩してほしいものだ。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://asakura.asablo.jp/blog/2007/04/30/1474264/tb
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。