第20期女流王位戦第五局は清水が勝ちタイトル奪取2009/11/16 23:57

http://www3.topics.or.jp/20joryu/
asahiネットのブログに新しい機能が追加されている。「エディタで新規作成」という見慣れぬメニューがあったので早速利用してみる。タイトルを入力して本文を書こうとするとエラーメッセージが出て編集できない。まだ完成度は低いようなので、この記事は従来の作成メニューで書き直している。

閑話休題。石橋の反則負けで話題を呼んだ女流王位戦の決着がついた。結果は上のサイトの既報の通り、清水が最終局を制してタイトル奪取を果たした。これで女流名人、女流王将とともに女流三冠となる。羽生が七冠制覇した当時、清水も女流タイトルを全冠保持していたことからオンナ羽生と呼ばれたことがあったが、不惑を迎えてもその力は羽生同様まだまだ健在である。石橋は無意識のうちに反則負けの後遺症があったのかもしれない。本局は積極的に行こうとして前につんのめったような印象を受けた。捲土重来、石橋には近いうちにタイトル戦への再登場を期待したい。

日曜日には将棋同好会で将棋の初心者講座を担当した。朝9時に会場に入り、テーブルやイスの設営、黒板に模造紙上に書かれた盤面をマグネットで貼り、磁力をもった駒を用意する。個々に盤駒をあてがい実際に自分で駒を動かしてもらうことにした。初心者講座ということで、まず駒を並べ方、駒の動かし方からルールの解説を行い、その後で反則の例や詰めの形、囲いの名称へと進む。反則の事例として女流王位戦もネタに使わせてもらった。最初10名おられたが、子供2名は集中力が続かずリタイヤ。女性のお年寄りが2名おられたが、何も知らない方が1時間やそこらで覚えるのは難しいので別メニューへ移動。最後初老の男性が2名残り、玉1枚で2面指し。お一人は動かし方や駒の利きが完璧だったので簡単に詰まされた。もう一人の方は3度目の正直でなんとか勝ってもらえた。

まったくの初心者に教えるというのは実に難しい。教えているようで逆に教えられているような感覚もある。区の広報には単に将棋講座とあるだけで具体的な内容が載っていなかったようだ。どのレベルに合わせるかで教え方も変わってくるので、それが今後の課題である。参加された方にはこれをきっかけに将棋を楽しんでいただければ幸いである。