ノストラダムスに見る古代ローマ皇帝 ― 2007/10/29 23:33
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4003344014.html
ノストラダムス予言集で古代ローマをモチーフにした四行詩が実証的な研究者の間で指摘されている。ラメジャラーの"Nostradamus The illustrated prophecies"(ノストラダムス、例証された予言)をペラペラとめくってみると、ソースのところにスエトニウスが著した"The Twelve Caesars"(十二人の皇帝)という本が何度か言及されている。スエトニウスは古代ローマの歴史家でカエサルからドミティアヌスまで12人の皇帝の伝記を記しており、邦訳は『ローマ皇帝伝』、岩波文庫から上下巻が出ている。手許には下巻がある。
例えば百詩篇第二巻11番の詩「驢馬曳きの跡取り息子は出世し、強者たちの支配ほどの高い地位へ。その昂った栄光、何人も恐れはしないが、彼の子供たちは王国から放り出される」これはローマ皇帝アウグストゥスによく当てはまるという。ブランダムールはスエトニウスの『ローマ皇帝伝』第二巻2章や65章を引用している。(岩波書店『ノストラダムス予言集』125頁)アウグストゥスは綱作り職人で出自の卑しさを政敵に非難された。さらに彼自らが娘と孫娘を追放したという。ラメジャラーの注釈もブランダムールに従ったものになっている。他にも『ローマ皇帝伝』上巻には関連する記述が多い。
是非とも上巻を読んでみたいと思い、近所の本屋を探したが見つからない。紀伊国屋WEBに注文しみるとようやくメールで回答が届き、現在増刷しているところで11月中旬に出来上がるらしい。もう少し気長に待ってみようかと思う。
ノストラダムス予言集で古代ローマをモチーフにした四行詩が実証的な研究者の間で指摘されている。ラメジャラーの"Nostradamus The illustrated prophecies"(ノストラダムス、例証された予言)をペラペラとめくってみると、ソースのところにスエトニウスが著した"The Twelve Caesars"(十二人の皇帝)という本が何度か言及されている。スエトニウスは古代ローマの歴史家でカエサルからドミティアヌスまで12人の皇帝の伝記を記しており、邦訳は『ローマ皇帝伝』、岩波文庫から上下巻が出ている。手許には下巻がある。
例えば百詩篇第二巻11番の詩「驢馬曳きの跡取り息子は出世し、強者たちの支配ほどの高い地位へ。その昂った栄光、何人も恐れはしないが、彼の子供たちは王国から放り出される」これはローマ皇帝アウグストゥスによく当てはまるという。ブランダムールはスエトニウスの『ローマ皇帝伝』第二巻2章や65章を引用している。(岩波書店『ノストラダムス予言集』125頁)アウグストゥスは綱作り職人で出自の卑しさを政敵に非難された。さらに彼自らが娘と孫娘を追放したという。ラメジャラーの注釈もブランダムールに従ったものになっている。他にも『ローマ皇帝伝』上巻には関連する記述が多い。
是非とも上巻を読んでみたいと思い、近所の本屋を探したが見つからない。紀伊国屋WEBに注文しみるとようやくメールで回答が届き、現在増刷しているところで11月中旬に出来上がるらしい。もう少し気長に待ってみようかと思う。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://asakura.asablo.jp/blog/2007/10/29/1878656/tb
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。