ノストラダムスの予言絵画 ― 2007/10/18 23:14
http://www.media-file.net/10/lostbookofnostradamus/
ノストラダムスRGのメーリングをざっと読んでいると、ヒストリカル・チャンネルでノストラダムスの失われた書をテーマにした映画が製作されたという記事が目に留った。上のアドレスにアクセスしてみると、失われた書というのは以前日本でも紹介されたことのある予言絵画の画像であった。オッタービオ・C・ラモッティの『ノストラダムス新世紀予言』(1999年、学研)によればイタリアの国立図書館にノストラダムスの名前が冠された予言絵画集が残されている。このとてつもなく妖しい史料はその後話題になることもなかったがウィキペディアの英語版にはVaticinia Nostradamiという記事で扱われている。
この写本は17世紀初頭マッフェオ・バルベリーニ(後の教皇ウルバヌス八世)に寄贈するため息子のセザールがわざわざローマまで持ってきたという。絵画のほうは11世紀と12世紀の手稿に似たようなのがあり、明らかにフィオーレのヨアキムの予言にインスピレーションを得ている。『中世の預言とその影響』に引用されている『教皇預言集(ヴァティチーナ)』を見ても絵柄のスタイルは近い。果たしてこの失われた書というのが本当にノストラダムスの直筆によるものなのか。実は上の映画の制作者はいろいろなノストラダムス研究者にコンタクトを取ったがことごとく拒否された。もともとヒストリカル・チャンネルは事実に基づいた史実をテーマにしているはず。
この映画でコメントするということは、この予言絵画が本当にノストラダムスの直筆であると肯定することになってしまう。絵画のなかにはフランス革命をテーマにしたものがあることから、添えられた予言は18世紀の終わり頃に書き込まれたものだろう。予言絵画ははっきりしないが紙質と色使いから16世紀以降に書かれたものであることは確実だ。残念ながらノストラダムス自身に絵の才能があったという記録は残っていない。
ノストラダムスRGのメーリングをざっと読んでいると、ヒストリカル・チャンネルでノストラダムスの失われた書をテーマにした映画が製作されたという記事が目に留った。上のアドレスにアクセスしてみると、失われた書というのは以前日本でも紹介されたことのある予言絵画の画像であった。オッタービオ・C・ラモッティの『ノストラダムス新世紀予言』(1999年、学研)によればイタリアの国立図書館にノストラダムスの名前が冠された予言絵画集が残されている。このとてつもなく妖しい史料はその後話題になることもなかったがウィキペディアの英語版にはVaticinia Nostradamiという記事で扱われている。
この写本は17世紀初頭マッフェオ・バルベリーニ(後の教皇ウルバヌス八世)に寄贈するため息子のセザールがわざわざローマまで持ってきたという。絵画のほうは11世紀と12世紀の手稿に似たようなのがあり、明らかにフィオーレのヨアキムの予言にインスピレーションを得ている。『中世の預言とその影響』に引用されている『教皇預言集(ヴァティチーナ)』を見ても絵柄のスタイルは近い。果たしてこの失われた書というのが本当にノストラダムスの直筆によるものなのか。実は上の映画の制作者はいろいろなノストラダムス研究者にコンタクトを取ったがことごとく拒否された。もともとヒストリカル・チャンネルは事実に基づいた史実をテーマにしているはず。
この映画でコメントするということは、この予言絵画が本当にノストラダムスの直筆であると肯定することになってしまう。絵画のなかにはフランス革命をテーマにしたものがあることから、添えられた予言は18世紀の終わり頃に書き込まれたものだろう。予言絵画ははっきりしないが紙質と色使いから16世紀以降に書かれたものであることは確実だ。残念ながらノストラダムス自身に絵の才能があったという記録は残っていない。
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