竜王戦第一局は相矢倉で開幕した2007/10/16 23:45

http://live.shogi.or.jp/ryuoh/
いよいよ竜王戦が開幕した。今日はその第一日目で上記のウェブでも非常に充実した中継がされている。竜王戦は七番勝負という長丁場。振り駒の結果先手番を得たのは佐藤であった。これに対して渡辺は2手目△8四歩で応じて矢倉でも角換わりでもどちらでもどうぞと下駄を預けた。当然角換わり腰掛け銀も考えられたが佐藤は初戦ということもあり矢倉を志向した。これに対して渡辺が素直に応じたためがっちり組み合う定跡形の相矢倉になった。

一般論としてプロ間で後手番の矢倉は作戦的に少々辛いとされる。果たして渡辺に何か秘策があるのだろうか。それとも終盤のねじりあいに活路を見出そうとしているのだろうか。本当のところは本人しか知る由もない。封じ手の局面は佐藤が▲2五歩と動いたところ。ここで渡辺が封じたのだが指し手は△1三銀か△2五同桂しか考えられない。前者は▲3五歩△同歩▲4五歩△同歩▲3五角の展開が予想されるが1三銀が働いていないので受け切るのは大変そう。後者は決戦になる。▲2五同桂△同銀に▲6五桂△6二角▲5三桂成△同角となり、後手からも△8六桂と攻め合う手がある。自分だったら気合からしても取る一手と思うが。

こうして見ると渡辺の封じ手のタイミングはなかなか絶妙である。渡辺のほうが一晩一方的に先の展開を読めるのはアドバンテージであろう。しかしこれがどこまで勝敗に直結するかはわからない。