王将戦第六局が始まる2007/03/06 23:24

http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/shougi/
羽生王将に佐藤棋聖が挑戦する王将戦もすでに第六局。前回カド番をしのいだ佐藤がさらに踏ん張ってタイに持ち込めるか。それとも羽生が防衛を決めるのか、興味深い対局が始まった。先手は羽生で作戦は四間飛車の藤井システム。最近はあまり見ないような気がするので何か新鮮な感じもする。三手目に▲1六歩と端の歩を突いたのは佐藤の趣向を封じる狙いがあったと思われる。これに対して佐藤は△5五角から急戦策を取った。羽生の工夫は▲5六金と角を封じ込めるだけではなく後手の玉頭も抑える役割を担っている。反面玉が薄いので今後の構想力が問われる。

ネットの記事によれば佐藤は夕食の会食を断り自室で食事を取ったらしい。これは異例のことではないか。この一局にかける佐藤の意気込みを感じさせるエピソードではある。さて封じ手の局面だが羽生がようやく美濃囲いに玉を収めて後手がどう指すかといったところ。予想としては△1二香が有力と見る。1歩取らせてもゆっくり穴熊に囲って様子を見たいところ。しかし先手も▲3六歩から▲2六角といった動く手もあり微妙な感じもある。勝負どころはまだ先だろうが、羽生は本当に藤井システムをよく研究しており本家よりも指し方がうまいと思う。

二日目の展開も注目だ。終盤の捻りあいを期待したい。

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