王座戦第三局、羽生が3連勝で17連覇を達成 ― 2008/09/30 23:59

http://live.shogi.or.jp/ouza/index.html
前人未到の記録というのはこういうことをいうのだろう。羽生が無傷のストレートで木村を下し王座戦17連覇というとてつもない記録を更新した。同一タイトル戦でこれほどまでに勝ち続けるというのはとても人間技とは思えない。王座戦に限って言えば神の領域に踏み込んだといっても過言ではないだろう。そう表現するしかないほど結果的には圧倒的な勝ちっぷりである。これまで羽生に分の悪かった木村だって万全の秘策を持ってタイトル戦に臨んだはずである。途中まではいい勝負に見えるのだが最後の最後には羽生が抜き去ってしまう。いまだに和服で1勝を挙げられていない木村は無念であったろう。
本局は後手番の木村が2手目に△8四歩と突いたことで再度の相矢倉となった。この形には見覚えがある。先ごろ行われた竜王戦挑戦者決定戦第1局とまったく同じ進行。両者が最善と信じる道を進んでいくと、どうしても実戦例のある形を踏襲しやすい。羽生の選んだ作戦は本人が矢倉で最も有力と考えている指し方と見てよい。渡辺との竜王戦でも同じ形が再現される可能性も高い。ここでの読みの蓄積は何ものにもまさる財産である。先手が攻める展開となったが、矢倉の場合はやはり先攻する方が勝率がよいはず。しかしながら、解説によると終盤戦は二転三転したとある。
上図は、持ち駒のない先手が▲8二金と飛車取りに打った手に対して後手が粘り強く△3六角成と馬を作って入玉を匂わせたところ。先手玉が固いとは言っても後手玉をすんなり寄せることができるかどうか。しかし結果は羽生勝ち・・・。この防衛はいったいどこまで伸びるのか、来期の王座戦の挑戦者に掛っている。
前人未到の記録というのはこういうことをいうのだろう。羽生が無傷のストレートで木村を下し王座戦17連覇というとてつもない記録を更新した。同一タイトル戦でこれほどまでに勝ち続けるというのはとても人間技とは思えない。王座戦に限って言えば神の領域に踏み込んだといっても過言ではないだろう。そう表現するしかないほど結果的には圧倒的な勝ちっぷりである。これまで羽生に分の悪かった木村だって万全の秘策を持ってタイトル戦に臨んだはずである。途中まではいい勝負に見えるのだが最後の最後には羽生が抜き去ってしまう。いまだに和服で1勝を挙げられていない木村は無念であったろう。
本局は後手番の木村が2手目に△8四歩と突いたことで再度の相矢倉となった。この形には見覚えがある。先ごろ行われた竜王戦挑戦者決定戦第1局とまったく同じ進行。両者が最善と信じる道を進んでいくと、どうしても実戦例のある形を踏襲しやすい。羽生の選んだ作戦は本人が矢倉で最も有力と考えている指し方と見てよい。渡辺との竜王戦でも同じ形が再現される可能性も高い。ここでの読みの蓄積は何ものにもまさる財産である。先手が攻める展開となったが、矢倉の場合はやはり先攻する方が勝率がよいはず。しかしながら、解説によると終盤戦は二転三転したとある。
上図は、持ち駒のない先手が▲8二金と飛車取りに打った手に対して後手が粘り強く△3六角成と馬を作って入玉を匂わせたところ。先手玉が固いとは言っても後手玉をすんなり寄せることができるかどうか。しかし結果は羽生勝ち・・・。この防衛はいったいどこまで伸びるのか、来期の王座戦の挑戦者に掛っている。
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