ディムデのノストラダムス本 ― 2008/09/24 23:41

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4576930044.html
世界で一番多くのノストラダムス本を出版している信奉者といえばドイツ人のマンフレッド・ディムデであろう。アマゾンのドイツ語のサイトで検索すると、ノストラダムスというタイトルがついたものだけでも43冊も出てくる。ほぼ毎年のようにタイトルに年数を入れた本が刊行されている。最新刊は『ノストラダムス2009、2009年に起きること、未来への鍵、最新の予言、あなたのノストラダムス、ホロスコープ』というタイトルである。なんとまあ、毎年同じような本を書き続けているものとあきれてしまう。日本でいえば高島易断の運勢占いのようになってしまったのだろうか。これだけノストラダムスの本を書き続けているにも関わらずディムデの評価は甚だ芳しくない。
日本でもディムデの本の邦訳が出ている。タイトルが『コンピュータが解いたノストラダムス全警告』で1993年に二見書房より刊行されたものだ。本の帯には「今までの予言解釈はすべて間違っている!23世紀までの人類の未来暦が綴られていく」と物凄いインパクトがあるが、「1998年フランスで原発の大事故!」とあるが10年後の現在は虚しいばかりの予言になってしまった。ディムデの解釈手法は、暗号解読の鍵としてノストラダムスの名前とラテン語で書かれたモットーを重要視している。予言集の四行詩が年代順に書かれていたという非常に疑わしい仮説では1500年代の四行詩は5-56に対応している。邦訳を見てもわかるように、勝手なルールを作って意味不明の新たなテクストを生み出し、さらにはその出鱈目のテクストを解釈している。
こんな低俗な解釈が毎年出版されるというのはドイツである程度人気を博しているのだろうか。実は手元にディムデの原書が結構ある。そのどれもがドイツに行ったときに本屋さんの梯子で買い込んだものだ。今となっては読み返すこともない。困ったことにディムデの解釈をつまみ食いしてノストラダムスの予言として未来年表に書き込んでいる本が最近多々見られる。そりゃ超未来年表なんて誰も確認のしようがないのだから書き得なんであろうが・・・
世界で一番多くのノストラダムス本を出版している信奉者といえばドイツ人のマンフレッド・ディムデであろう。アマゾンのドイツ語のサイトで検索すると、ノストラダムスというタイトルがついたものだけでも43冊も出てくる。ほぼ毎年のようにタイトルに年数を入れた本が刊行されている。最新刊は『ノストラダムス2009、2009年に起きること、未来への鍵、最新の予言、あなたのノストラダムス、ホロスコープ』というタイトルである。なんとまあ、毎年同じような本を書き続けているものとあきれてしまう。日本でいえば高島易断の運勢占いのようになってしまったのだろうか。これだけノストラダムスの本を書き続けているにも関わらずディムデの評価は甚だ芳しくない。
日本でもディムデの本の邦訳が出ている。タイトルが『コンピュータが解いたノストラダムス全警告』で1993年に二見書房より刊行されたものだ。本の帯には「今までの予言解釈はすべて間違っている!23世紀までの人類の未来暦が綴られていく」と物凄いインパクトがあるが、「1998年フランスで原発の大事故!」とあるが10年後の現在は虚しいばかりの予言になってしまった。ディムデの解釈手法は、暗号解読の鍵としてノストラダムスの名前とラテン語で書かれたモットーを重要視している。予言集の四行詩が年代順に書かれていたという非常に疑わしい仮説では1500年代の四行詩は5-56に対応している。邦訳を見てもわかるように、勝手なルールを作って意味不明の新たなテクストを生み出し、さらにはその出鱈目のテクストを解釈している。
こんな低俗な解釈が毎年出版されるというのはドイツである程度人気を博しているのだろうか。実は手元にディムデの原書が結構ある。そのどれもがドイツに行ったときに本屋さんの梯子で買い込んだものだ。今となっては読み返すこともない。困ったことにディムデの解釈をつまみ食いしてノストラダムスの予言として未来年表に書き込んでいる本が最近多々見られる。そりゃ超未来年表なんて誰も確認のしようがないのだから書き得なんであろうが・・・
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