ノストラダムスの遺言書の原書が届いた ― 2008/06/24 22:40

少し前にネットで注文していたスペイン語の本が届いた。Daniel Ruzo, El testamento autentico de Nostradamus (ノストラダムスの真正なる遺言書)である。もともと1982年に出版されたロシェ出版のフランス語版は入手していた。二見書房から出ている邦訳と称するものはフランス語版をベースに大幅にアレンジしたものとなっている。スペイン語はほとんど読めないのだが、1975年初版と比較してみるのも面白かと思い頼んでおいた。国際郵便で送られてきたので夜、最寄りの郵便局へ出向いて受け取りに行った。袋から取り出して中を見ると本にカバーはなく、表紙にはノストラダムスの姿が描かれており、なかなか立派な装丁である。目次の章立てはフランス語版とまったく同じである。
パラパラとめくってみてアッと驚いた。モノクロ写真の図版が27枚も挿入されている。実はフランス語版では10枚ほどの図版が省略されていたのだ。今までまったく気付かなかったので意表を突かれた。同時にこれまで目にしたことのない手稿の写真を見ることができただけでも元が取れた気がする。カルパントラ図書館のナンバー385、386に保管されている四行詩の手稿は興味深い。詳しくはノストラダムスサロンの未刊行百詩篇を参照のこと。ショマラのリストではナンバー386の10篇の四行詩(17世紀の手稿)のみ挙げられている。その他にもレアなノストラダムスの肖像が何点か注釈付で載っているのが嬉しい。
原書とフランス語版を比べると、原書にある表の枠線が省略されていたり、原書136頁にある原子番号に対応する七つの金属のリストが削除されていたり等、細かい点では差異がある。これまでは何の疑問もなくロシェ版を参照してきたが、誤訳や誤植、修正箇所もあるかもしれないので原書にも少しずつアプローチしてみたい。
パラパラとめくってみてアッと驚いた。モノクロ写真の図版が27枚も挿入されている。実はフランス語版では10枚ほどの図版が省略されていたのだ。今までまったく気付かなかったので意表を突かれた。同時にこれまで目にしたことのない手稿の写真を見ることができただけでも元が取れた気がする。カルパントラ図書館のナンバー385、386に保管されている四行詩の手稿は興味深い。詳しくはノストラダムスサロンの未刊行百詩篇を参照のこと。ショマラのリストではナンバー386の10篇の四行詩(17世紀の手稿)のみ挙げられている。その他にもレアなノストラダムスの肖像が何点か注釈付で載っているのが嬉しい。
原書とフランス語版を比べると、原書にある表の枠線が省略されていたり、原書136頁にある原子番号に対応する七つの金属のリストが削除されていたり等、細かい点では差異がある。これまでは何の疑問もなくロシェ版を参照してきたが、誤訳や誤植、修正箇所もあるかもしれないので原書にも少しずつアプローチしてみたい。
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