「ミシェル・ノストラダムス師の予言集」が更新された2007/10/15 23:46

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%80%E3%83%A0%E3%82%B9%E5%B8%AB%E3%81%AE%E4%BA%88%E8%A8%80%E9%9B%86#_ref-74
ウィキペディアの「ミシェル・ノストラダムス師の予言集」の項が大幅な加筆とともに更新されている。相変わらずの膨大な文献の参照とともに整理された記述は百科事典の枠を超えて立派な論文となっている。読んでいて非常にためになるし内容もストーリの流れがうまく展開されていて本当にわかりやすい。予言集の注釈の歴史を信奉者と実証派とに分類して概観しているのもすっきりしている。さらに文学的な評価にまで踏み込んでいる。従来こういった観点から論じたものは少なかったのではないか。

この記事は全体としてきちんとまとまっているしその内容も賛同できるのだが、どうも「概要」の部分に違和感を覚える。たとえば冒頭の「『予言集』は、主に「百詩篇集」と呼ばれる四行詩から成っている。」だ。「主に」というのは何だろうか。百詩篇集と呼ばれるというのもおかしい。実際に各巻にはサンチュリというタイトルがついている。同様に「主に17世紀になってから」の「主に」もその背景にどんなニュアンスが含まれるのか曖昧で判然としない。「ノストラダムスを予言者を信じる立場の論者たち(以下「信奉者」)」というのもどうか。ノストラダムスは自分の書き物を予言としているのだから文字通り予言者とみなして問題はないだろう。予言能力があると信じる立場が信奉者ではないかと思うのだが。

とはいえ自分で加筆訂正するほどの力量もないので、どなたか見直しが必要と思われる方がいればお願いしたいところである。