世界一小さなノストラダムス本が出た ― 2007/10/13 22:41
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/booksea.cgi?ISBN=3861840812
紀伊国屋ブックウェブに注文していたドイツ語のノストラダムス本が届いた。上の写真を見てもわかるように本のサイズは高さが6cm足らずのポケット判である。それにも拘わらず価格は3506円と結構割高である。届いた本を見ると実に精巧に製本されている。ハードカバーで表紙など装丁も凝っていてちゃんと箱に収納されている。ページを開いてみると赤と黒の二色刷りでゴシック体の活字がびっしり詰まっている。小さい文字を丹念に読んでみると予言集のテクストであった。
冒頭にはドイツ語訳の息子セザールへの書簡がある。続いて百詩篇1巻から10巻までのすべての四行詩のドイツ語訳。さらに10-101の補遺詩、セヴの書簡、58篇の六行詩、11巻、12巻の補遺詩がドイツ語訳で載っている。見掛けは小さいが堂々たる予言集のテクストなのである。ただし、なぜかアンリ二世への書簡は省かれている。百詩篇7巻は48番、8巻は106番まである。これはルニョー系の補遺詩が充てられたもの。フランス語のテクストがないのでソースははっきりしないが、但し書きによると1922年にヴィッテンベルグで出版されたW.ファベル博士の著作から取られたテクストとある。
どうしてこんな読みづらいマメ本が出版されたのだろう。本の仕上げ自体は細かく職人技としか思えない。実は今まで入手したノストラダムス本で最小のものもドイツ語のものだった。タイトルは『ノストラダムス大予言』で1993年にアルガイヤーの解説書などを出版しているHeyneが出したものだ。内容はピックアップした四行詩(ドイツ語訳のみ)と注釈である。この本は10冊ロットでしか購入できなかったので、今でも手元に10冊の束がある。ペーパーバックで造りもとりわけ立派ともいえない。今回購入した世界最小の『ノストラダムス予言の世界史』はマニアなら持っていても損はないだろう。
紀伊国屋ブックウェブに注文していたドイツ語のノストラダムス本が届いた。上の写真を見てもわかるように本のサイズは高さが6cm足らずのポケット判である。それにも拘わらず価格は3506円と結構割高である。届いた本を見ると実に精巧に製本されている。ハードカバーで表紙など装丁も凝っていてちゃんと箱に収納されている。ページを開いてみると赤と黒の二色刷りでゴシック体の活字がびっしり詰まっている。小さい文字を丹念に読んでみると予言集のテクストであった。
冒頭にはドイツ語訳の息子セザールへの書簡がある。続いて百詩篇1巻から10巻までのすべての四行詩のドイツ語訳。さらに10-101の補遺詩、セヴの書簡、58篇の六行詩、11巻、12巻の補遺詩がドイツ語訳で載っている。見掛けは小さいが堂々たる予言集のテクストなのである。ただし、なぜかアンリ二世への書簡は省かれている。百詩篇7巻は48番、8巻は106番まである。これはルニョー系の補遺詩が充てられたもの。フランス語のテクストがないのでソースははっきりしないが、但し書きによると1922年にヴィッテンベルグで出版されたW.ファベル博士の著作から取られたテクストとある。
どうしてこんな読みづらいマメ本が出版されたのだろう。本の仕上げ自体は細かく職人技としか思えない。実は今まで入手したノストラダムス本で最小のものもドイツ語のものだった。タイトルは『ノストラダムス大予言』で1993年にアルガイヤーの解説書などを出版しているHeyneが出したものだ。内容はピックアップした四行詩(ドイツ語訳のみ)と注釈である。この本は10冊ロットでしか購入できなかったので、今でも手元に10冊の束がある。ペーパーバックで造りもとりわけ立派ともいえない。今回購入した世界最小の『ノストラダムス予言の世界史』はマニアなら持っていても損はないだろう。
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