王位戦第三局は羽生が矢倉でようやく1勝目 ― 2007/08/01 23:42

http://www.kobe-np.co.jp/48oui/
本日、王位戦第三局二日目が行われた。先手番の羽生が矢倉で深浦に勝ちようやく1勝目を挙げた。もしここで負けると開幕より3連敗となり防衛は絶望的となってしまう。将棋界ではタイトル戦で3連敗後の4連勝というのはこれまで一度もない。さすがの羽生でも相当厳しいのは間違いない。その意味からして実質的にカド番の一局であったといえる。先手羽生の作戦はオーソドックスな矢倉▲3七銀戦法。対する深浦は9筋で歩交換して総矢倉で受け主体の態勢で迎え撃つ。
よく目にする定跡形だが58手目▲6五歩が深謀遠慮の一手、先手は桂損したが攻めが続く形となった。後手も何とかアヤをつけようと嫌味に迫るが89手目の▲5七金が不思議な受け。一見△6九馬との交換は先手が損をしたように思ってしまう。これは銀交換した後に6九から掛けられる手を未然に防いだ狙いか。結局92手目△8六歩を手抜いて▲1五香と走る手がまわって先手の勝勢となった。117手目▲3四歩が決め手、△同金に▲4二金△2一玉で▲4三歩成でも▲5九馬でも先手勝ち。
やはり羽生はここ一番では底力を発揮する。この将棋は羽生の完勝で終局も早かった。深浦はここが勝負どころと見て再度矢倉で応じたが残念な結果であった。それでも次は先手番、まだまだアドバンテージは残っている。
本日、王位戦第三局二日目が行われた。先手番の羽生が矢倉で深浦に勝ちようやく1勝目を挙げた。もしここで負けると開幕より3連敗となり防衛は絶望的となってしまう。将棋界ではタイトル戦で3連敗後の4連勝というのはこれまで一度もない。さすがの羽生でも相当厳しいのは間違いない。その意味からして実質的にカド番の一局であったといえる。先手羽生の作戦はオーソドックスな矢倉▲3七銀戦法。対する深浦は9筋で歩交換して総矢倉で受け主体の態勢で迎え撃つ。
よく目にする定跡形だが58手目▲6五歩が深謀遠慮の一手、先手は桂損したが攻めが続く形となった。後手も何とかアヤをつけようと嫌味に迫るが89手目の▲5七金が不思議な受け。一見△6九馬との交換は先手が損をしたように思ってしまう。これは銀交換した後に6九から掛けられる手を未然に防いだ狙いか。結局92手目△8六歩を手抜いて▲1五香と走る手がまわって先手の勝勢となった。117手目▲3四歩が決め手、△同金に▲4二金△2一玉で▲4三歩成でも▲5九馬でも先手勝ち。
やはり羽生はここ一番では底力を発揮する。この将棋は羽生の完勝で終局も早かった。深浦はここが勝負どころと見て再度矢倉で応じたが残念な結果であった。それでも次は先手番、まだまだアドバンテージは残っている。
ノストラダムス師の予言集(1557年)の記事を読んで ― 2007/08/02 23:49

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
ウィキペディアの「ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1557年)」の記事を読んだ。1555年版同様ノストラダムス雑記帳のsumaruさんが執筆したものだ。特定の版に特化した記事に盛り込む内容がそんなにあるのかなとも思っていたが、相変わらずの豊富な資料の読み込み、整理された構成、記述の正確さ等中身の濃いノストラダムス論は読み応えがある。記事にあるように1557年版予言集は当初海賊版と見られた11月3日版しか知られていなかった。
そもそも1840年に刊行されたバレートの著書で1555年版、1558年版、1566年版、1568年版の言及があるが1557年予言集については認識されていない。筆者が初めて1557年版予言集に関して読んだのは、おなじみのエドガー・レオニの研究書のなかである。レオニはモスクワのレーニン図書館のコピーを転写している。1920年のユージュン・パーカーの博士論文の書誌にも1557年版の言及があるが、1913年のクリンコヴシュトレムの書誌に基づいた情報であろう。レオニは1557年版予言集を入手しようと手を尽くしたがすんなりいかなかったようである。
脚注によれば著書の印刷にかかった時にやっとマイクロフィルムが届いたという。それでもテクスト自体に明らかな誤植も多く粗雑な版であることが確認された。それからもう40年以上も過ぎた。ウィキペディアの記事にもあるようにファクシミリ版が出版され、今ではインターネット上で画像を閲覧できる。ただユトレヒト標本については公刊されたファクシミリ版はないようである。
ウィキペディアの「ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1557年)」の記事を読んだ。1555年版同様ノストラダムス雑記帳のsumaruさんが執筆したものだ。特定の版に特化した記事に盛り込む内容がそんなにあるのかなとも思っていたが、相変わらずの豊富な資料の読み込み、整理された構成、記述の正確さ等中身の濃いノストラダムス論は読み応えがある。記事にあるように1557年版予言集は当初海賊版と見られた11月3日版しか知られていなかった。
そもそも1840年に刊行されたバレートの著書で1555年版、1558年版、1566年版、1568年版の言及があるが1557年予言集については認識されていない。筆者が初めて1557年版予言集に関して読んだのは、おなじみのエドガー・レオニの研究書のなかである。レオニはモスクワのレーニン図書館のコピーを転写している。1920年のユージュン・パーカーの博士論文の書誌にも1557年版の言及があるが、1913年のクリンコヴシュトレムの書誌に基づいた情報であろう。レオニは1557年版予言集を入手しようと手を尽くしたがすんなりいかなかったようである。
脚注によれば著書の印刷にかかった時にやっとマイクロフィルムが届いたという。それでもテクスト自体に明らかな誤植も多く粗雑な版であることが確認された。それからもう40年以上も過ぎた。ウィキペディアの記事にもあるようにファクシミリ版が出版され、今ではインターネット上で画像を閲覧できる。ただユトレヒト標本については公刊されたファクシミリ版はないようである。
時代がやっと追いついた ― 2007/08/05 15:04
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4104584010.html
船木春仁 時代がやっと追いついた―新常識をつくったビジネスの「異端者」たち 新潮社 2003年 を読んだ。ビジネスの世界でいちはやく新たな分野を切り開き成功を収めたエリート16人を取材したルポルタージュである。厳しいビジネスの競争社会に生きるビジネスパーソンなら先駆けて新しい可能性を模索していることだろう。様々な業界の異端児でもある成功者たちの生を言葉をうまく伝えている。実際自分の周辺を見ても他業種の方々とはめったに話をすることはない。何かを変えるといったパイオニアの人たちの言葉には重みがあり自分自身に照らし合わせても随分と参考になる。
そのなかでも興味を引いたのがJIT生産抵抗10項目だ。改革が進まない言い訳集は他の分野でも十分に当てはまる。中身については本を読んでもらうしかないと書こうとしたら紀伊国屋のサイトでは注文できないとあった。一例を挙げると「そんなものは役に立たない」「これ以上、コストは下がらない」「コストを下げれば品質が落ちる」「うまくいっているではないか!何で変えるのか」先の参議院選挙でも構造改革が叫ばれていた。なぜ改革が必要なのか。それは現在の問題点を放っておくと仕事がやりづらいからだ、とあとがきにある。仕事のやりかたも日々進歩していかなければならない。
ビジネスマンであれば時代を先駆けることで新たな価値を自ら作り出したいと思う。それがうまく事業の波にのって稼ぐことができれば万々歳である。こうした本を読むと自分がその成功体験を共有できたような錯覚に陥るが、その裏側で多くの失敗例があるのも肝に銘じることが必要だ。
船木春仁 時代がやっと追いついた―新常識をつくったビジネスの「異端者」たち 新潮社 2003年 を読んだ。ビジネスの世界でいちはやく新たな分野を切り開き成功を収めたエリート16人を取材したルポルタージュである。厳しいビジネスの競争社会に生きるビジネスパーソンなら先駆けて新しい可能性を模索していることだろう。様々な業界の異端児でもある成功者たちの生を言葉をうまく伝えている。実際自分の周辺を見ても他業種の方々とはめったに話をすることはない。何かを変えるといったパイオニアの人たちの言葉には重みがあり自分自身に照らし合わせても随分と参考になる。
そのなかでも興味を引いたのがJIT生産抵抗10項目だ。改革が進まない言い訳集は他の分野でも十分に当てはまる。中身については本を読んでもらうしかないと書こうとしたら紀伊国屋のサイトでは注文できないとあった。一例を挙げると「そんなものは役に立たない」「これ以上、コストは下がらない」「コストを下げれば品質が落ちる」「うまくいっているではないか!何で変えるのか」先の参議院選挙でも構造改革が叫ばれていた。なぜ改革が必要なのか。それは現在の問題点を放っておくと仕事がやりづらいからだ、とあとがきにある。仕事のやりかたも日々進歩していかなければならない。
ビジネスマンであれば時代を先駆けることで新たな価値を自ら作り出したいと思う。それがうまく事業の波にのって稼ぐことができれば万々歳である。こうした本を読むと自分がその成功体験を共有できたような錯覚に陥るが、その裏側で多くの失敗例があるのも肝に銘じることが必要だ。
みずほダイレクトを申し込んだ ― 2007/08/06 22:35
http://www.mizuhobank.co.jp/
以前にも紹介したが投資信託を始めて四ヶ月になる。順調に運用されていたがここにきて少々基準価格が下落している。損益状況の明細を見ると6600円ほどマイナスになっていた。株価なんて水物なので短期間の上がり下がりを一喜一憂しても仕方がないので1年くらいは持ってみようかと思う。しかしいざというときに売買できるようにみずほダイレクトを申し込んでみた。銀行の記録ではすでに申し込んでいたようだが肝心のアクセス番号やパスワードを無くしてしまっていた。というか、自分自身ぜんぜん記憶がなかった。それで改めて、みずほダイレクトの追加・変更の書類を書いて手続きを取った。
これまでは投資信託の申込や解約はいちいち窓口まで行かなければできなかったのがこれでインターネットで処理することができる。10日くらいでカードが届くようだ。みずほダイレクトのウェブページを見ると他にもいろいろなサービスがある。一番役に立ちそうなのはインターネットバンキングである。定期預金の預け入れや解約予約などもできる。他に外貨預金に関心を持った。円とドルの為替相場は波があり現在は少々円高であるという。それでものは試しに外貨普通預金と外貨定期預金の口座も作ってみた。外貨は一応ドル建てのものを選択した。ドルの相場は日々変動するのでこれからは注目して観察することになろう。大きな金額ではないが社会勉強の一環だ。
それほどマネーゲームにのめりこむ気はないけれどもせっかくのサービスなのでちょっとは使ってみたい。今米ドルは年利で3.4%(税引前)。TTSとTTBの差が2円だから2%弱は手数料で飛ぶ。そうしてみると為替差益がなければそんなに有利ともいえない。
以前にも紹介したが投資信託を始めて四ヶ月になる。順調に運用されていたがここにきて少々基準価格が下落している。損益状況の明細を見ると6600円ほどマイナスになっていた。株価なんて水物なので短期間の上がり下がりを一喜一憂しても仕方がないので1年くらいは持ってみようかと思う。しかしいざというときに売買できるようにみずほダイレクトを申し込んでみた。銀行の記録ではすでに申し込んでいたようだが肝心のアクセス番号やパスワードを無くしてしまっていた。というか、自分自身ぜんぜん記憶がなかった。それで改めて、みずほダイレクトの追加・変更の書類を書いて手続きを取った。
これまでは投資信託の申込や解約はいちいち窓口まで行かなければできなかったのがこれでインターネットで処理することができる。10日くらいでカードが届くようだ。みずほダイレクトのウェブページを見ると他にもいろいろなサービスがある。一番役に立ちそうなのはインターネットバンキングである。定期預金の預け入れや解約予約などもできる。他に外貨預金に関心を持った。円とドルの為替相場は波があり現在は少々円高であるという。それでものは試しに外貨普通預金と外貨定期預金の口座も作ってみた。外貨は一応ドル建てのものを選択した。ドルの相場は日々変動するのでこれからは注目して観察することになろう。大きな金額ではないが社会勉強の一環だ。
それほどマネーゲームにのめりこむ気はないけれどもせっかくのサービスなのでちょっとは使ってみたい。今米ドルは年利で3.4%(税引前)。TTSとTTBの差が2円だから2%弱は手数料で飛ぶ。そうしてみると為替差益がなければそんなに有利ともいえない。
ノストラダムスRGにジョイントした ― 2007/08/07 23:04
http://en.wikipedia.org/wiki/Nostradamus
ウィキペディアの英語版ノストラダムスを読むとリンク先にNostradamus discussion forum(ノストラダムスの議論を行うフォーラム)というのがあった。何気なくクリックしてみるとヤフーのグループに飛んだ。ビブリオテク・ノストラダムスの姉妹版のようだったのでジョイントの申込みをしたところウェルカム・メールが届いた。それを読むとアカデミック部門とノンアカデミック部門に分かれているらしい。最近のログを見ると、当ブログに何度か登場したマリオもそのメンバーで例のDVDも宣伝していた。
ちなみにRepertoire Chronologique Nostradamusのウェブを見ると(http://www.propheties.it/bibliotheque/)スペシャルオファーとあり、Libri & BooksのサイトでDVD2枚組の販売も開始したようだ。価格は400ポンドで日本円にすると約96000円と少々お高い。しかしノストラダムスファンであればそれなりに価値はあるだろう。パッケージはノストラダムスの肖像になっている。もちろん自称ファンも申し込んだ。来週には届く予定。楽しみである。フォーラムといえば最近パトリスのサイトでも(http://cura.les-forums.com/)が新設された。内容はコーパス・ノストラダムスに関する読者の投稿を受けるものだ。
そこにもマリオの宣伝投稿が見出される。先のリュゾ・オークションでかかったコストを少しでも回収しようとしっかり営業しているのだ。
ウィキペディアの英語版ノストラダムスを読むとリンク先にNostradamus discussion forum(ノストラダムスの議論を行うフォーラム)というのがあった。何気なくクリックしてみるとヤフーのグループに飛んだ。ビブリオテク・ノストラダムスの姉妹版のようだったのでジョイントの申込みをしたところウェルカム・メールが届いた。それを読むとアカデミック部門とノンアカデミック部門に分かれているらしい。最近のログを見ると、当ブログに何度か登場したマリオもそのメンバーで例のDVDも宣伝していた。
ちなみにRepertoire Chronologique Nostradamusのウェブを見ると(http://www.propheties.it/bibliotheque/)スペシャルオファーとあり、Libri & BooksのサイトでDVD2枚組の販売も開始したようだ。価格は400ポンドで日本円にすると約96000円と少々お高い。しかしノストラダムスファンであればそれなりに価値はあるだろう。パッケージはノストラダムスの肖像になっている。もちろん自称ファンも申し込んだ。来週には届く予定。楽しみである。フォーラムといえば最近パトリスのサイトでも(http://cura.les-forums.com/)が新設された。内容はコーパス・ノストラダムスに関する読者の投稿を受けるものだ。
そこにもマリオの宣伝投稿が見出される。先のリュゾ・オークションでかかったコストを少しでも回収しようとしっかり営業しているのだ。
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