実務翻訳を仕事にする ― 2007/05/23 23:13
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?KEYWORD=%8E%C0%96%B1%96%7C%96%F3%82%F0%8Ed%8E%96%82%C9%82%B7%82%E9&skey=1
井口耕二 実務翻訳を仕事にする 宝島社新書 2001年 を読んだ。出版が今から6年も前ということもあり翻訳ツールとかパソコンの話が時代遅れになっているのはやむを得ない。それでも翻訳という仕事を二足のわらじという観点から書かれたユニークな本である。その内容は著者の実際の経験と情報収集に基づいているので参考になることが多い。サラリーマンにとって会社に内緒の副業を持って稼ぐというのはちょっとしたロマンである。仕事で英語に関わる機会があるなら特定分野の産業翻訳だったらできそうな気もしてくる。
だが現実はそう甘くない。この本を読むと、例えば翻訳会社を通じて仕事を受注する機会があったとしてもいろいろな制約がありレートが押さえられる。平均的な翻訳者の年収は一般のサラリーマンとそうは変わらない。かといって会社法人として立ち上げるのも、個人で設立から営業、経理まで行うのは相当大変である。これはやはり好きでないとできない仕事なのだ。この著者は会社員時代から二足のわらじをはき、その後翻訳者として独立し成功を収めている。成功の秘訣は必死になって業界情報やノウハウを集めたことによる。この本はその一部を一般の読者にわかりやすく公開したものだ。
仕事でも趣味でも語学に関わることが多かったので翻訳という仕事も一見魅力的に思える。しかし、クライアントのニーズに沿って商売になる翻訳を行うというのは少々次元の異なる話なのだ。(品質、スピード、量など)趣味で翻訳を行うにしてもいろいろと参考になる部分が多い本である。
井口耕二 実務翻訳を仕事にする 宝島社新書 2001年 を読んだ。出版が今から6年も前ということもあり翻訳ツールとかパソコンの話が時代遅れになっているのはやむを得ない。それでも翻訳という仕事を二足のわらじという観点から書かれたユニークな本である。その内容は著者の実際の経験と情報収集に基づいているので参考になることが多い。サラリーマンにとって会社に内緒の副業を持って稼ぐというのはちょっとしたロマンである。仕事で英語に関わる機会があるなら特定分野の産業翻訳だったらできそうな気もしてくる。
だが現実はそう甘くない。この本を読むと、例えば翻訳会社を通じて仕事を受注する機会があったとしてもいろいろな制約がありレートが押さえられる。平均的な翻訳者の年収は一般のサラリーマンとそうは変わらない。かといって会社法人として立ち上げるのも、個人で設立から営業、経理まで行うのは相当大変である。これはやはり好きでないとできない仕事なのだ。この著者は会社員時代から二足のわらじをはき、その後翻訳者として独立し成功を収めている。成功の秘訣は必死になって業界情報やノウハウを集めたことによる。この本はその一部を一般の読者にわかりやすく公開したものだ。
仕事でも趣味でも語学に関わることが多かったので翻訳という仕事も一見魅力的に思える。しかし、クライアントのニーズに沿って商売になる翻訳を行うというのは少々次元の異なる話なのだ。(品質、スピード、量など)趣味で翻訳を行うにしてもいろいろと参考になる部分が多い本である。
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