名人戦第三局が始まった2007/05/07 23:38

http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/shougi/index.html
ゴールデン・ウィークが終わった。その間ここを更新できなかったがアクセスしてくれた方もいたようで申し訳ない。今年は亡父の一周忌の法事があり、札幌に帰っていた。3月から何かと準備に追われていたがなんとか無事に終わってホッとしている。後は参列した人に集合写真を送るのが残っている。結構強行日程だったのでまだまだ疲れが残っている感じもする。

休みが終わって通常の生活に戻ったとたんに名人戦が始まった。例のごとく有料サイトの棋譜は見ることができないが、棋譜アップロードによれば郷田が3手目に▲7五歩と突いて相振り飛車になっている。いくら2連勝しているからって先手で振り飛車はないだろう。その意図を測りかねるが郷田らしく正々堂々と居飛車でいってほしかった。逆に森内はチャンスボールをもらったといっていい。果たしてこうした不定形の相振り飛車は先手の得が生きるのだろうか。もちろん力で来いといった戦形なので強いほうが勝つものなのだが。

指し掛けの局面を見ると先手が美濃囲い、後手は蟹囲いの珍形。封じ手は△6四歩くらいか。後手としてはこのままの玉形では強い戦いができない。できれば矢倉まで組上げたいところ。逆に先手は囲いに進展性がないため早めに攻めの形を作って仕掛けたい感じ。森内はここは絶対に落とせない。崖っぷちでどんな指し回しを見せるか、二日目も注目である。