テレビで取り上げられたノストラダムス ― 2014/11/27 22:45
久しぶりの更新でこれは書き残しておきたい。「中居正広のミになる図書館」というテレビ番組にhayatoさんが出演したという記事を見て驚いた。どうして今さらノストラダムスがネタとして取り上げられたのだろう。sumaruさんのブログには番組の内容の詳細が紹介されているし、さらに裏話もテンコ盛りで非常に面白く読ませてもらった。リアルタイムでは視聴していなかったが、パソコンのテレビ番組の自動予約のキーワードにノストラダムスを登録してあったので幸いにも録画されていた。で、そこで見たものは・・・バラエティ番組のネタとしてノストラダムスが扱われており少々がっかりした。
自称ノストラダムスファンとしては、ブームが去って人々の話題に上ることもなくなったノストラダムスがテレビで取り上げられるのは喜ばしいことではある。が、学術的なノストラダムス研究者であるhayatoさんを引っ張り出しておいてアレはないだろうと率直に思う。そもそもhayatoさんの肩書にあるノストラダムス研究家というのがしっくりこない。この肩書は一時期のブームにテレビに登場した研究家たちと同じカテゴリーに見られそうでちょっと気になる。まあご本人が受け入れて使っておられるのだから余計なお世話というべきだろうけれども。
話している内容もテレビ局のスタッフの判断で大衆受けするものに置き換えられてしまったらしい。なかでもひどいのが「「1999年恐怖の大王が来るだろう」という予言は別人の創作だった!?」であろう。hayatoさんの解説はごく一般的なもので最後の3巻が増補された予言集が死後版であるのは間違いない。一部の専門家の間で偽作説はあるにせよ、ノストラダムス本人の四行詩の特長を有していると思われるし、本人が書いていないと言い切れる確証もない。それなのに別人の創作というクレジットはどうにかならないものか。一応小さく「※諸説あります」と逃げを打っているにしても。
そのほかの「ノストラダムスのがっかり伝説」は、内容としては差し障りのないどうでもいいような話で、sumaruさんがブログに書いているように、とてもhayatoさんが自らセレクトしたネタとは思えない。テレビ局側で面白おかしくアレンジしたものだろう。まあバラエティ番組にそこまで目くじらを立てるのも大人げないと自覚しているが、久しぶりに見たノストラダムスに関する番組でしかもhayatoさんが出演しているというのに5分程度の編集でノストラダムスを笑いものにするような企画ではもったいない。最近、岩波の『ノストラダムス 予言集』が復刻されたこともあるし、この機会にテレビ番組でもまともなノストラダムスの紹介がされることを期待してやまない。
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