A級順位戦最終局、羽生が名人挑戦を決めた ― 2008/03/04 00:17
http://mainichi.jp/enta/shougi/index.html
本日というか、もう昨日になるが、将棋界の一番長い日A級順位戦の最終局が行われた。有料中継を見れないのではっきりしないがまだ終わっていない対局もあるだろう。毎日のサイトでは速報で羽生のニュースを流した。最終局の見どころは二つである。久保、佐藤のどちらがA級から降級となるか、もう一つは今期成績がガタガタだった谷川が今期一番の大勝負となる対羽生戦で、まだまだ力のあるところを示せるかだ。羽生の名人戦挑戦者はほぼ間違いないところだが谷川は来期の順位戦に向けての信用というものがある。
ここで踏ん張れれば自信につながり来期の巻き返しのはずみとなるはずだ。しかし結果は無残にも短手数での敗戦。10時半には終了していたというのはいただけない。谷川の順位は7位で確定。来期はとてつもなく厳しい戦いになると予想される。今月号の将棋世界を読むと、降級のピンチを迎えたプレッシャーのかかる一番で、いかに手厚く指せるかで勝負強さが違ってくる。佐藤はそれを実践していた。対三浦戦を見ると、谷川はこれまでのように強気の攻めに活路を見出そうとしていた。この棋風も皆に覚えられてしまったのかもしれない。
中原が矢倉中心の手厚い将棋から相掛りや横歩取りのような軽快な将棋に棋風改造したように、谷川も生き残るためには何かしらの改造が必要ではないか。同世代だけにA級で孤軍奮闘頑張ってほしいものである。
本日というか、もう昨日になるが、将棋界の一番長い日A級順位戦の最終局が行われた。有料中継を見れないのではっきりしないがまだ終わっていない対局もあるだろう。毎日のサイトでは速報で羽生のニュースを流した。最終局の見どころは二つである。久保、佐藤のどちらがA級から降級となるか、もう一つは今期成績がガタガタだった谷川が今期一番の大勝負となる対羽生戦で、まだまだ力のあるところを示せるかだ。羽生の名人戦挑戦者はほぼ間違いないところだが谷川は来期の順位戦に向けての信用というものがある。
ここで踏ん張れれば自信につながり来期の巻き返しのはずみとなるはずだ。しかし結果は無残にも短手数での敗戦。10時半には終了していたというのはいただけない。谷川の順位は7位で確定。来期はとてつもなく厳しい戦いになると予想される。今月号の将棋世界を読むと、降級のピンチを迎えたプレッシャーのかかる一番で、いかに手厚く指せるかで勝負強さが違ってくる。佐藤はそれを実践していた。対三浦戦を見ると、谷川はこれまでのように強気の攻めに活路を見出そうとしていた。この棋風も皆に覚えられてしまったのかもしれない。
中原が矢倉中心の手厚い将棋から相掛りや横歩取りのような軽快な将棋に棋風改造したように、谷川も生き残るためには何かしらの改造が必要ではないか。同世代だけにA級で孤軍奮闘頑張ってほしいものである。
ジャック・アルブロンの論文(刊行本)が届いた ― 2008/03/04 23:00

http://www.propheties.it/halbronn/index.html
以前アルブロンの論文の重たい電子データがアップされた話を紹介したが、その刊行本がようやく手元に届いた。総ページ数が1356頁と膨大なのでどんな形の本だろうと思っていたら三分冊になっている。価格は122Euros。アップされたpdfと比べてみると、もちろん内容は同じなのだが活字の組み直しをしているらしくタイトル字のレイアウトなどが微妙に異なる。pdfファイルは冒頭に論文のレジメやキーワード、著者のサインなどが見られるが刊行本は謝辞から始まっている。すなわちpdfのほうは論文のオリジナルで、刊行本のほうは「論文複製の国立アトリエ」(ANRT)でリプロダクションされたものとわかる。複製本は字は小さいがくっきりしているのでパソコンで見るより読みやすい。
改めて頁をめくってみると、本は三部構成からなる。第一部「フランス教会の予言主義、プログラム」は12章からなり時代ごと予言に関わるテーマを扱っている。第二部「デルフォイの予言主義、集成」は13章から21章まで、ミラビリス・リベルやムーの永続的予言など個別の予言書を集めている。第三部「サンチュリの予言主義、神託」は22章から30章が当てられ、主にノストラダムスの予言集や暦書について論じている。最後に結論と付録(一次ソースと二次ソースの参考文献と予言書の表紙のコピー)がくるが、それでも90頁ほどのボリュームがある。拾い読みをしてみると、ノストラダムスについても実に様々なテーマを扱っており、まさに宝の山である。
その一部は「ジャック・アルブロンの論文」(http://ramkat.free.fr/thalb.html)で紹介されているが、サマリーの内容は完結していない。そうこうするうちにマリオのサイトで全てが公開されたわけだ。なにはともあれアルブロンの博覧強記ぶりには、ただただ驚きの念を抱くばかりである。
以前アルブロンの論文の重たい電子データがアップされた話を紹介したが、その刊行本がようやく手元に届いた。総ページ数が1356頁と膨大なのでどんな形の本だろうと思っていたら三分冊になっている。価格は122Euros。アップされたpdfと比べてみると、もちろん内容は同じなのだが活字の組み直しをしているらしくタイトル字のレイアウトなどが微妙に異なる。pdfファイルは冒頭に論文のレジメやキーワード、著者のサインなどが見られるが刊行本は謝辞から始まっている。すなわちpdfのほうは論文のオリジナルで、刊行本のほうは「論文複製の国立アトリエ」(ANRT)でリプロダクションされたものとわかる。複製本は字は小さいがくっきりしているのでパソコンで見るより読みやすい。
改めて頁をめくってみると、本は三部構成からなる。第一部「フランス教会の予言主義、プログラム」は12章からなり時代ごと予言に関わるテーマを扱っている。第二部「デルフォイの予言主義、集成」は13章から21章まで、ミラビリス・リベルやムーの永続的予言など個別の予言書を集めている。第三部「サンチュリの予言主義、神託」は22章から30章が当てられ、主にノストラダムスの予言集や暦書について論じている。最後に結論と付録(一次ソースと二次ソースの参考文献と予言書の表紙のコピー)がくるが、それでも90頁ほどのボリュームがある。拾い読みをしてみると、ノストラダムスについても実に様々なテーマを扱っており、まさに宝の山である。
その一部は「ジャック・アルブロンの論文」(http://ramkat.free.fr/thalb.html)で紹介されているが、サマリーの内容は完結していない。そうこうするうちにマリオのサイトで全てが公開されたわけだ。なにはともあれアルブロンの博覧強記ぶりには、ただただ驚きの念を抱くばかりである。
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