王位戦第五局も相矢倉になった ― 2007/08/29 23:58

http://www3.topics.or.jp/48oui/
1勝3敗ともう後のない羽生が踏んばり切れるか。注目の王位戦第五局の一日目が終了した。深浦はこの将棋を勝てば念願の初タイトル奪取。ここまでのいい流れを生かして一気に決めたいところだ。後手番の深浦はこれまでの作戦通り羽生の矢倉に追随したがやはり独自の研究があったようである。先手の三筋の歩交換に対していきなり九筋から攻めて行ったのがあまりに見ない作戦。さらにこの端攻めに対して羽生が45手目▲9七同玉と取り△8五桂の両取りを甘受したのが序盤の勝負手ともいえる。
傍目には羽生危うしと思われるが、本人は後がないことを意識しながらも、対局が始まってしまえば普段と変わらず一手一手読みを入れるので案外切迫感は希薄なのかもしれない。後手深浦の52手目△6四銀の局面で羽生が封じた。封じ手局面は互角としかいいようがない。封じ手予想してみるとパッと見では▲6五歩と銀バサミを狙うか、それとも▲4六角と受けに重点を置くか、いずれかだろう。それにしても後手番の深浦の積極策には目をみはる。今日の端攻めも用意周到の作戦なんだろう。
研究熱心で粘り強い棋風の深浦が一気に王位奪取となるか。明日も注目である。
1勝3敗ともう後のない羽生が踏んばり切れるか。注目の王位戦第五局の一日目が終了した。深浦はこの将棋を勝てば念願の初タイトル奪取。ここまでのいい流れを生かして一気に決めたいところだ。後手番の深浦はこれまでの作戦通り羽生の矢倉に追随したがやはり独自の研究があったようである。先手の三筋の歩交換に対していきなり九筋から攻めて行ったのがあまりに見ない作戦。さらにこの端攻めに対して羽生が45手目▲9七同玉と取り△8五桂の両取りを甘受したのが序盤の勝負手ともいえる。
傍目には羽生危うしと思われるが、本人は後がないことを意識しながらも、対局が始まってしまえば普段と変わらず一手一手読みを入れるので案外切迫感は希薄なのかもしれない。後手深浦の52手目△6四銀の局面で羽生が封じた。封じ手局面は互角としかいいようがない。封じ手予想してみるとパッと見では▲6五歩と銀バサミを狙うか、それとも▲4六角と受けに重点を置くか、いずれかだろう。それにしても後手番の深浦の積極策には目をみはる。今日の端攻めも用意周到の作戦なんだろう。
研究熱心で粘り強い棋風の深浦が一気に王位奪取となるか。明日も注目である。
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