ノストラダムス・レファレンス ― 2007/08/27 23:33

昨今は何でもかんでもインターネット上から手軽に情報を引き出せるので図書館での調べ物というのがめっきり少なくなった。それでも2週間に1度は近所の図書館へ行ってその時々関心のあるテーマの本を読み漁ることがある。どの図書館にもレファレンス・サービスというのがある。これは利用者がなにか調べ物をする際の強力なアシストになる。さらにあるテーマを調べる入口となるのがレファレンス・ブックで、必要な箇所を参照してそこから探求の範囲を広げていくことができる。今でこそノストラダムスに関する正確な情報はウィキペディア等で参照できるが、第一次ブーム当初日本ではキワモノ扱いで百科事典に載ることもなかった。
ところが非常に古い辞典、1974年に白水社より出版された『フランス文学辞典』の「ノートルダム」の項に渋沢孝輔氏の著名で簡単な紹介がされている。もっともこの辞典の編纂者には渡辺一夫氏の名前があったこともあり『ルネサンスの人々』の記述を要約したに過ぎない。それ以前、岩波書店の『岩波西洋人名辞典』には簡潔な記述しか見られない。1999年に日外アソシエーツより発行された『外国人物レファレンス辞典 古代-19世紀 3[L-Q]』には1981年から1998年に発行されたノストラダムスに関するレファレンス・ブックを8冊挙げている。そのなかで1983年の『科学史技術史事典』『天文学人名事典』がちょっと目を引く。
当時ノストラダムスを科学者と見なして事典に取り込むよう判断した人たちがいたわけだ。『科学史・・・』のノトルダムの項を見ると、『予言集』は、四行詩を100編集めた『詩百編』の7組で成り立っていた、と書いてある。う~む、当時から最後の三巻が偽書ではないかと疑いを持っていた人がいたというのは驚きである。
ところが非常に古い辞典、1974年に白水社より出版された『フランス文学辞典』の「ノートルダム」の項に渋沢孝輔氏の著名で簡単な紹介がされている。もっともこの辞典の編纂者には渡辺一夫氏の名前があったこともあり『ルネサンスの人々』の記述を要約したに過ぎない。それ以前、岩波書店の『岩波西洋人名辞典』には簡潔な記述しか見られない。1999年に日外アソシエーツより発行された『外国人物レファレンス辞典 古代-19世紀 3[L-Q]』には1981年から1998年に発行されたノストラダムスに関するレファレンス・ブックを8冊挙げている。そのなかで1983年の『科学史技術史事典』『天文学人名事典』がちょっと目を引く。
当時ノストラダムスを科学者と見なして事典に取り込むよう判断した人たちがいたわけだ。『科学史・・・』のノトルダムの項を見ると、『予言集』は、四行詩を100編集めた『詩百編』の7組で成り立っていた、と書いてある。う~む、当時から最後の三巻が偽書ではないかと疑いを持っていた人がいたというのは驚きである。
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