ノストラダムスのコード ― 2007/08/23 22:52
お盆休みはまったくパソコンに触っていなかったのですごい数のメールが溜まっていた。その大部分は迷惑メールである。消しても消しても次から次へと送られてくるしホント困ったものだ。そのなかで最近ジョイントしたノストラダムスRGのメーリングが何通も残っていた。メールを斜め読みしても何について議論しているのかさっぱり分らない。どんどん遡っていくと、パトリス・ギナールのコーパス・ノストラダムスにアップされた69番目の記事「ノストラダムスのコード」に関するものだと分かった。その記事(http://cura.free.fr/dico3/708Bcode.html)を読んでみたが、フランス語の読解力不足も手伝ってさっぱり理解できない。
その前の68番の記事を読んでみると、1557年に刊行された『ガレノス釈義』のテクストのなかに暗号が隠されているとされる。どういうことかといえば、テクストでイタリック体の文字にまっすぐの文字が幾つか混じっている。それをページごとにまっすぐの文字の数を拾い出している。常識的に見ると活字の違いはノストラダムスの原稿に起因するというよりは植字工の問題であろう。そんな数字に何らかの意味があるのか、大いに疑問である。確かにこれまでもノストラダムスの予言テクストを暗号として解読しようとした注釈者が存在した。その代表格といえるのがロジェ・フロントナック。手元に1950年に出された本があるのだがまだ細かくは読みきれていない。
近いところではダニエル・リュゾがノストラダムスの遺言書より数字を導き出して予言詩の数との対応を試みている。こうした暗号解読というのは、しばしばノストラダムスが夢想もしていなかった奇々怪々な論理に陥りやすい。関心のある方は該当するウェブページを覗いてみてほしい。
その前の68番の記事を読んでみると、1557年に刊行された『ガレノス釈義』のテクストのなかに暗号が隠されているとされる。どういうことかといえば、テクストでイタリック体の文字にまっすぐの文字が幾つか混じっている。それをページごとにまっすぐの文字の数を拾い出している。常識的に見ると活字の違いはノストラダムスの原稿に起因するというよりは植字工の問題であろう。そんな数字に何らかの意味があるのか、大いに疑問である。確かにこれまでもノストラダムスの予言テクストを暗号として解読しようとした注釈者が存在した。その代表格といえるのがロジェ・フロントナック。手元に1950年に出された本があるのだがまだ細かくは読みきれていない。
近いところではダニエル・リュゾがノストラダムスの遺言書より数字を導き出して予言詩の数との対応を試みている。こうした暗号解読というのは、しばしばノストラダムスが夢想もしていなかった奇々怪々な論理に陥りやすい。関心のある方は該当するウェブページを覗いてみてほしい。
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