アルブロンの論文がアップされた ― 2008/02/29 23:52
http://www.propheties.it/halbronn/index.html
本日、上のサイトをチェックしていると、今までリンクのなかったジャック・アルブロンの1999年の論文「フランスにおける予言テクスト」のpdfファイルがアップされていた。さっそくクリックしてダウンロードしてみたがファイルの容量が相当重たい。全部でファイルが4つ、トータル1356頁になる大著である。まさかこんな重厚な論文とは思わなかった。まず目次を読んでみたが、スキャナの解像度が荒いために文字がかすれて読みづらい。ただ解像度を上げるとファイルのボリュームがとんでもない容量になる。この辺りにマリオの苦労が見てとれる。
とてつもない大論文であり、文字通りフランスの予言関連のテクストに関しては概括できる有意義なものである。第四巻には膨大な文献書誌と様々な予言書の画像が延々と続く。そのなかでもノストラダムスの源泉に関わる文献書誌は圧巻である。今まで聞いたことのないような論文に至るまで細かく収録している。これまで見たなかで最も網羅的な文献リストであると思われる。収録されている図版もきちんとソースを示しているのがありがたい。まあよくもこれほどの文献をリサーチしたものだと感心してしまう。ただ画像の精度の関係で見えづらいのが残念であるが。
そのなかでちょっとした発見もあった。C-33にあるノストラダムス予言集の画像は、1866年にドゥラリュの復刻した1611年版のもだが、その表紙に書斎に座るノストラダムスの肖像が見える。なるほど1981年のニース版の表紙にある版画はここから複写されたものだった。他にもレア文献の画像を見ていると楽しくなってくる。いつになるかわからないが、本文のほうも読んでみたい。近々この論文の刊行本が届く予定である。
本日、上のサイトをチェックしていると、今までリンクのなかったジャック・アルブロンの1999年の論文「フランスにおける予言テクスト」のpdfファイルがアップされていた。さっそくクリックしてダウンロードしてみたがファイルの容量が相当重たい。全部でファイルが4つ、トータル1356頁になる大著である。まさかこんな重厚な論文とは思わなかった。まず目次を読んでみたが、スキャナの解像度が荒いために文字がかすれて読みづらい。ただ解像度を上げるとファイルのボリュームがとんでもない容量になる。この辺りにマリオの苦労が見てとれる。
とてつもない大論文であり、文字通りフランスの予言関連のテクストに関しては概括できる有意義なものである。第四巻には膨大な文献書誌と様々な予言書の画像が延々と続く。そのなかでもノストラダムスの源泉に関わる文献書誌は圧巻である。今まで聞いたことのないような論文に至るまで細かく収録している。これまで見たなかで最も網羅的な文献リストであると思われる。収録されている図版もきちんとソースを示しているのがありがたい。まあよくもこれほどの文献をリサーチしたものだと感心してしまう。ただ画像の精度の関係で見えづらいのが残念であるが。
そのなかでちょっとした発見もあった。C-33にあるノストラダムス予言集の画像は、1866年にドゥラリュの復刻した1611年版のもだが、その表紙に書斎に座るノストラダムスの肖像が見える。なるほど1981年のニース版の表紙にある版画はここから複写されたものだった。他にもレア文献の画像を見ていると楽しくなってくる。いつになるかわからないが、本文のほうも読んでみたい。近々この論文の刊行本が届く予定である。
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