奇跡のマンモス「リューバ」展を見に行った2008/01/14 21:37

http://www.mammoth2008.jp/
正月休みを経て、この三連休が終わった。これでおとそ気分も完全に抜けて通常の仕事中心の生活に戻ることになる。連休最後の日に話題の丸ビルでやっている奇跡のマンモス「リューバ」展を見に行った。リューバとは絶滅したマンモスの子供である。チラシには「北極圏で奇跡的に発見された」とある。今日の毎日新聞の特集にも地球温暖化の影響とみられる世界の異常気象が列挙されている。その記事のひとつ「氷河融解」がベビーマンモスの発見をもたらした。祭日だったせいか、狭いブースに多くの人が一目マンモスを見ようと群がっていた。

入口を通って中を進むと、まず地球温暖化の警告とマンモスに関するパネルが飾ってあった。そしてマンモスを最新のCT解析したグラフィック画像が並んでいる。マンモスを傷つけることなく身体内部の骨格などが鮮やかなシミュレーションで浮かび上がる。その先にマンモスの標本があった。少しづつも前に進まされるためガラスの前にいたのはほんの15秒くらいか。ただマンモスが普通の象とどう違うのかよくわかっていないのでそれほど感慨もなかった。実際には3万7000年前に絶滅したマンモスがそのままの状態で保存されているというのは稀なことらしい。

「リューバ」展の後はせっかく東京駅まで出てきたので八重洲ブックセンターへ向かった。そこで『ローマ建国史(上)』(岩波文庫、2007年4月)と『ニュートンの宗教』(法政大学出版局、2007年11月)を購入した。『ニュートン・・・』の解説を読むと最近話題になった2060年の終末に触れている。原書は1973年というからちょうどタイムリーに出版されたといえるだろう。