王将戦第三局が始まった2007/01/24 23:40

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ついこの間第二局が終わったと思ったら第三局が今日から始まっていた。戦形は佐藤先手で角交換向かい飛車穴熊である。確かこの趣向はNHK杯の対日浦戦と似たような出だしだったと記憶している。そのときはこんなんで随分うまく手になるものだなぁと感心しながら観戦していた。佐藤にとっては自信のある秘密兵器とでもいったところか。それに対して羽生の指し手は非常に手堅い。戦いが左辺の局所戦になりそうな雰囲気なのでスキを作らないようガードを固めている感じだ。

序盤は形が決まると割りにすらすら駒組みが続いたが、佐藤のほうは早く手詰まりになりそう。玉は固いので問題はどこから手を作っていくかだが、9筋の位を取って雀刺しから端を攻めていった。封じ手の局面は後手の羽生が香交換を避けて低く歩を謝ったところである。飛車の横利きがなくなれば端が破れるので▲7四歩△同歩▲7二歩でどうか。△7二同飛ならば▲8三角から馬を作ってぼちぼちと飛車をいじめたい気がする。明日二日目はどのような展開になるか、楽しみである。