第81期棋聖戦は羽生が3連勝でストレート防衛 ― 2010/06/27 05:55
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土曜日にタイトル戦のネット中継があるのは有難い。昨日はパソコンの前で哺乳ビンを片手にほぼリアルタイムで羽生-深浦戦を観戦していた。やはり後からパソコン上で棋譜を眺めるのとはぜんぜん違う。動かない局面で一緒に次の一手を考えられるというのは、対局場の控え室にいるのと同じような臨場感を共有できる。中継ブログも充実しており、画像も交えて一局の将棋を堪能することができた。棋聖戦の持ち時間が4時間ということもネット中継にマッチしているのかもしれない。深浦は後のない本局で後手一手損角換りに勝負をかけた。とはいえ先手に作戦の選択肢があるので後手としてはそのすべてに対策を用意しておく必要がある。後手番の不利感を緩和しようとするこの戦法はそれほど勝率がいいわけでもないが、要は力で勝負ということなのだろう。
羽生は定番の早繰り銀模様で応戦。それを見て深浦は出足を止めるべく20手目△4二飛と玉飛接近の悪形で受ける。すると羽生は後手の飛先が突いていないのを見て銀冠の堅陣へと玉を囲う。この辺あたりは似たような実戦例もあるようでお互いに想定範囲であろう。駒組みだけ見れば先手のほうが自然でわかりやすい。飽和状態になると後手の指し手が難しくなる。つまり作戦負けになりそうだ。そこで深浦は研究してきたのか、42手目△7五歩から8筋も絡めて突如仕掛ける。素人目には1歩損しての銀交換は後手の無理攻めに思える。52手目△3九銀が攻めを続ける一手だが、結果的に遊び駒となってしまって働きはもう一つだった。それでも60手目△6四桂と金取りに打ったところでは後手も指せそうな感じもした。しかし羽生の指し回しは正確無比、きわどいところを利かし、力を貯める63手目▲6一角は見習いたい一手。
感想によれば▲6一角に対する△4四角が不用意な一手という。一目いい手に見えたのだが、2三の地点に歩を垂らす展開がこれまたじわっと力を貯める一手で形勢が先手に傾いた。その後は粘る深浦を着実に振り切り、終わってみれば羽生の完勝。名人戦、棋聖戦とともにストレート防衛は流石としかいいようがない。これでタイトル獲得数77期と大山の持つ80期がカウントダウンに入った。今日はこれから社会人リーグに出掛ける。実戦は半年振り、楽しんできたい。
土曜日にタイトル戦のネット中継があるのは有難い。昨日はパソコンの前で哺乳ビンを片手にほぼリアルタイムで羽生-深浦戦を観戦していた。やはり後からパソコン上で棋譜を眺めるのとはぜんぜん違う。動かない局面で一緒に次の一手を考えられるというのは、対局場の控え室にいるのと同じような臨場感を共有できる。中継ブログも充実しており、画像も交えて一局の将棋を堪能することができた。棋聖戦の持ち時間が4時間ということもネット中継にマッチしているのかもしれない。深浦は後のない本局で後手一手損角換りに勝負をかけた。とはいえ先手に作戦の選択肢があるので後手としてはそのすべてに対策を用意しておく必要がある。後手番の不利感を緩和しようとするこの戦法はそれほど勝率がいいわけでもないが、要は力で勝負ということなのだろう。
羽生は定番の早繰り銀模様で応戦。それを見て深浦は出足を止めるべく20手目△4二飛と玉飛接近の悪形で受ける。すると羽生は後手の飛先が突いていないのを見て銀冠の堅陣へと玉を囲う。この辺あたりは似たような実戦例もあるようでお互いに想定範囲であろう。駒組みだけ見れば先手のほうが自然でわかりやすい。飽和状態になると後手の指し手が難しくなる。つまり作戦負けになりそうだ。そこで深浦は研究してきたのか、42手目△7五歩から8筋も絡めて突如仕掛ける。素人目には1歩損しての銀交換は後手の無理攻めに思える。52手目△3九銀が攻めを続ける一手だが、結果的に遊び駒となってしまって働きはもう一つだった。それでも60手目△6四桂と金取りに打ったところでは後手も指せそうな感じもした。しかし羽生の指し回しは正確無比、きわどいところを利かし、力を貯める63手目▲6一角は見習いたい一手。
感想によれば▲6一角に対する△4四角が不用意な一手という。一目いい手に見えたのだが、2三の地点に歩を垂らす展開がこれまたじわっと力を貯める一手で形勢が先手に傾いた。その後は粘る深浦を着実に振り切り、終わってみれば羽生の完勝。名人戦、棋聖戦とともにストレート防衛は流石としかいいようがない。これでタイトル獲得数77期と大山の持つ80期がカウントダウンに入った。今日はこれから社会人リーグに出掛ける。実戦は半年振り、楽しんできたい。
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