駒落ちの話、香落ちの手合い ― 2008/01/20 21:52
週刊将棋で隔週連載されている、鈴木宏彦氏「いま、将棋界の話題」は前回まで駒落ちの話であった。最後の香落ちの手合いについてはプロのインタビューを羅列しているだけで著者による何らかの結論もないまま尻切れトンボで終わった感は否めなかった。そのインタビューの内容もちょっと首を傾げるようなものがあり釈然としなかった。今日届いた週刊将棋を読むと、これに森内名人が異議を唱えたとある。まさに我が意を得たりの内容だ。いくら香落ちの差が決定的に大きいとはいえプロのトップ同士が対戦して勝率8割9割なんてあり得るのだろうか。そんなにプロは完璧に指せるのだろうか。
特に羽生は現在の将棋界のなかでは別格である。常識的に考えてプロの力がそんなに拮抗しているのなら1000勝到達の時点で勝率.730なんてありうるのだろうか。はたまた七冠制覇なんて普通に考えると不可能なはずだ。プロのレーティングを計算しているサイト(http://www.koma.ne.jp/joy3/joyful.cgi)があるが香落ちの差というのは点数でどれくらいのものか。仮に500点差とすれば羽生だけはC2クラスの中堅とはこの手合いということになる。確かめるためには将棋世界あたりでA級vs新四段の香落ち戦の企画も面白い。しかし公式戦ではないので下手が8-2くらいか。
やはりトッププロ同士の香落ち戦を見てみたい気がする。その昔王将戦では指し込みの制度があったが現在は実質的に廃止されている。三連敗したら香落ちの手合いでタイトル戦というのはどうか。もちろん下手を持たされることになる対局者はきつい。しかしこういったエキサイティングな勝負こそ、いい意味での将棋界の活性化につながるのではないか。是非検討したもらいたいものだ。
特に羽生は現在の将棋界のなかでは別格である。常識的に考えてプロの力がそんなに拮抗しているのなら1000勝到達の時点で勝率.730なんてありうるのだろうか。はたまた七冠制覇なんて普通に考えると不可能なはずだ。プロのレーティングを計算しているサイト(http://www.koma.ne.jp/joy3/joyful.cgi)があるが香落ちの差というのは点数でどれくらいのものか。仮に500点差とすれば羽生だけはC2クラスの中堅とはこの手合いということになる。確かめるためには将棋世界あたりでA級vs新四段の香落ち戦の企画も面白い。しかし公式戦ではないので下手が8-2くらいか。
やはりトッププロ同士の香落ち戦を見てみたい気がする。その昔王将戦では指し込みの制度があったが現在は実質的に廃止されている。三連敗したら香落ちの手合いでタイトル戦というのはどうか。もちろん下手を持たされることになる対局者はきつい。しかしこういったエキサイティングな勝負こそ、いい意味での将棋界の活性化につながるのではないか。是非検討したもらいたいものだ。
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